まずは、地理分野をマスターするための流れを知ろう!
中学受験をする場合、小学校4年生から中学受験用の塾に行かせるのが一般的です。
そして、一般的な社会科カリキュラムとして、
大手進学塾のカリキュラムを例に挙げると以下の流れになります。
小学4年生【春】~ 小学5年生【秋】 |
地理 |
小学5年生【秋】~ 小学6年生【春】 |
歴史 |
小学6年生【春】~ 小学6年生【夏】 |
公民 |
小学6年生【秋】~ 入試本番 |
総合演習(地理・歴史・公民の全分野)・過去問 |
この表をみると分かる通り、中学受験をお考えの方で、
4年生から塾に通う場合は、まず、地理分野の学習から始めます。
ですので、4年生の間は、地理分野を完璧にしておけば、
ライバルに大きく差をつけることが出来ますし、社会を得意科目にすることができます。
中学受験の最初に学習する地理分野の中には、
社会を学習していく上で、最優先に固めていただきたい、
算数の公式ならぬ「社会の公式」というものが存在します。
その社会の公式は、4年生から6年生までに共通する内容になっており、
算数で言えば四則計算、国語でいえば漢字のようなものです。
これが社会の公式になります。まずは何よりも先に最優先に行うこととして、
白地図と都道府県とを覚えるところからはじめて下さい。
もしも、中学受験をこれからお考えの方は、「白地図」「都道府県」と聞いても、
ピンとこないかもしれません。
中学受験における、都道府県と白地図に関して、どういう単元なのか、
そして何をどこまでを覚えたら良いのか、具体的に説明していきます。
白地図 必須6大事項
- 山地/山脈/山/火山
- 平野
- 川/湖
- 盆地/台地
- 半島/岬
- 湾/海峡
※地図上で「この山脈は何山脈ですか?」「この川は何川ですか?」などの問題に対して
回答できるようにするレベルが入試では求められます。
都道府県 必須3大事項
- 地図のどの部分が何県にあたるか?
- 各都道府県の県庁所在地名
(※特に、神奈川県/横浜市のように都道府県名と県庁所在地名が違う場合は念入りに) - 各都道府県の形
※都道府県の形とは、47都道府県がばらばらに抜き出されても、
形を見ただけで都道府県名が分かるようにしておくことです。
これが、社会の公式の全てになります。
小学2年生・小学3年生・4年生の社会を学習する始めの段階、
もしくは、小学5年生・6年生の途中から社会を学習する段階も含め、どんな段階でも
●白地図 必須6大事項
●都道府県 必須3大事項
が身についているのと身についていないのとでは、社会の成績の伸びが全く違ってくるのです。
ですので、中学受験の社会に取りかかる際には、必ず「白地図」から始めましょう。
そして、白地図を完璧にしたら、次は、本格的な地理の勉強に入っていきます。
一般的に、地理分野で学ぶ単元は、次のようなものになります。
地理の単元一覧表
日本列島 / 海岸線・湾・半島 / 山地と火山 / 川・湖 / 平野・盆地・台地 / 気候・災害 / 日本の気候 / 人口 / 都市と都道府県 / 農業 / 畑作 / 野菜 / くだもの / 畜産 / 農業生産技術 / 干拓地・用水 / 水産業 / 重化学工業 / 軽工業 / 三大工業地帯と北九州工業地帯 / 工業地域 / 伝統工業 / 公害・文化財 / 運輸・通信 / 森林・水資源 / 地下資源・エネルギー資源 / 貿易 / 九州地方 / 中国・四国地方 / 近畿地方 / 中部地方 / 関東地方 / 東北地方 /北海道
これを1つずつ学習していく流れになります。
地理をマスターするには、スタディアップ教材のどれを使えばいいの?
教材名
- 白地図ピース
- コンプリートマスター【地理】
- プラチナインプット
- フラッシュカード【地理】
野村先生から使い方のアドバイス
中学受験の最初の分野である【地理】で絶好のスタートダッシュを切りたい
という方に人気の組み合わせです。
「白地図ピース」で社会の公式を身につける
「コンプリートマスター地理」で本格的な授業を受ける
一問一答形式の重要キーワードの暗記テキストである
「プラチナインプット」で重要キーワードを覚える
※スキマ時間や移動時間に、「フラッシュカード地理」をパラパラめくって、
知識をさらに定着させる
ここまでを丁寧に行えば、塾に通う以上の内容を家庭学習で 身につけることができます。
●上記掲載教材を、より詳しく知りたい方は各教材ページへ
白地図ピース | コンプリートマスター | プラチナインプット | フラッシュカード |
上記掲載教材の組み合わせで、そのままお申し込みになりたい方へ
さらに地理を得意科目にしたい、得点源にしたい方は・・・
教材名
- プラチナアウトプット【地理】
- 記号の森
野村先生から使い方のアドバイス
さらに地理を得意科目にしたい、得点源にしたい方は、
「プラチナアウトプット地理」「記号の森」をプラスαで、
使うことをお勧めしています。(あるいは、難関校・人気校を現段階で目指している方)
▼ プラチナアウトプット地理
すべての収録問題が実際に出題された入試問題の良問のみで構成されています。
しかも、バラバラの入試問題を単元ごとに整理していますので、使いやすさも抜群。
重要知識の土台はある程度出来上がっているのに、
問題演習や模試、過去問になったとたんに点が取れなくなる。
こんな子の成績を1ランク、2ランク上にするために誕生しました。
さらに、プチ講義CDも付いており、実際の入試問題のポイントや解答以外の部分で
より実践的なプラスアルファなども丁寧に解説しています。
▼ 記号の森
入試問題から選びに選び抜かれた記号問題100問を使って、記号問題を解くための
テクニックや、答えを導くまでのプロセスを学べるための唯一の教材です。
社会の記号問題を収録した問題集は市販に山ほどあったとしても、記号問題を解く
テクニック、答えを導くまでのプロセスを学ぶための教材は1冊も存在しません。
付属の解説講義CD3枚は、単に答え合わせ、解説だけではなく、
問題を解く上での解き方の過程(記号の絞り込み方)を徹底的に解説しています。
さらに、この問題を解く上で最低限必要な知識は何か、
どこまでの知識が必要なのかも講義していますので、地理・歴史・公民の
抜け落ちた知識や弱点がある場合もすぐに分かります。
●上記掲載教材を、より詳しく知りたい方は各教材ページへ
プラチナアウトプット | 記号の森 |
この2つの教材を応用編の入り口として使えば、社会の地理に関しては、
偏差値65以上のレベルまでの知識の土台が出来上がります。
(ここまでを完璧にこなせるようになれば、地理は、90%くらいの仕上がりです)
残りの10%は、記号問題以外にも、資料問題・正誤問題・記述問題などの色々な
タイプの問題演習を行い、覚えた知識を引き出す訓練をしていきましょう。
(市販の問題集で自分が使いやすいものを選び、問題を解いてみるのもOKです)
さらに、実際に模試を受けて、知識の定着度を確認することも大切です。
※難関校を志望していて、その中学で記述問題が出題されることが確実なお子様は、
スタディアップ教材の「記述の戦場」を使って、記述の練習を早めからしておくと、
ライバルにさらに差をつけることが出来ます。
なお、4年生の方で、安定して地理の偏差値が60以上の受験生は、一足先に歴史に入ってもOKです。
その場合は、【 小学5年生 歴史編 】のページヘお進み下さい。
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