中学受験 国語の偏差値を上げる読解力の鍛え方&問題集

中学受験の国語は得意不得意が分かれる科目であり、苦手な子にとってはどうすれば点数が伸びるのかわからず苦労することも少なくないです。しかし、中学受験の際、必ず試験が行われる科目であるため、避けることができません。一夜漬けで何とかなるものではないので、時間をかけて取り組む必要があります。

塾でも国語の授業は行われますが、苦手な場合には授業を受けているだけではなかなか成果が出てきません。そこで、家庭内でも苦手を克服するための取り組みが必要となってきます。とはいえ、受験生は毎日やることも多く、勉強時間の確保がなかなか思うようにできないものです。少しでも短時間で効率的に効果を出すためにも、その子にあった対策を考えていく必要があります。

そこでこの記事では、国語の文章問題がなかなか解けない、偏差値が上がらないという子に対し、どのような対策ができるのかを紹介していきます。少しずつ取り組んで、できるだけ早い段階で克服するようにしましょう。

目次

読解力がないと中学受験で国語の偏差値が上がらない理由

なぜ読解力がないと国語の偏差値が上がらないのでしょうか。具体的な理由を考えていきます。

文章の内容が正しく理解できない

これは誰もがイメージしやすいことですが、読解力がないことで文章の内容を正しくとらえられないために問題に答えられない、正しい答えが書けない・選べないということが起こります。中学受験の国語の問題というのは、ただ文章に書いていることを答えるだけではありません。

行間を読まなければならない問題や、行動の裏に隠された感情を読み取っていかなければなりません。このような行間や行動の裏にあることをうまく読み取ることができないと、問題が解けない、点数が伸びない、という原因になっていきます。

文章を読み切る力がない

中学受験の国語の文章はとても長いですし、好みの文章、興味関心のある文章が出題されるとは限りません。そのため、読もうと思ってもなかなか主体的に読むことができないということがあるのです。

国語が苦手な子の中には、集中力がなくてなかなか問題を最後まで読み進められないという子も少なくありません。国語ができない、読解力がない、という以前に国語の問題を解き切るだけの集中力がないという場合もあるのです。

中学受験で読解力を身につけるために家庭でできること

家庭内で子どもたちの読解力を身に着けさせるためにできることはどのようなことがあるのでしょう。取り組みやすく、効果が出やすいものを3つ紹介します。

毎日10分、短い文章を読むことから始める

まずはきちんと文章を読めるようになること、集中して読めるようになることが大切です。そこで、毎日10分でもいいので机に向かって読書をする習慣を身に着けていきましょう。

このとき、読むものは短い文章のもので構いません。詩や短編など、5分ほどで読めるもので十分です。難しいものを読もうとしてもなかなか頭に入らないですし、子どもも楽しむことができません。そこで、国語がとても苦手で全く文章も読めないという子の場合にはマンガから始めるのもよいでしょう。毎日文章を読んだという経験が、子どもたちにとっても自信につながります。

読んだ内容について対話をする

次に、読んだ文章の内容がどのようなものであったのか、だれが出てきたのか、といった内容の確認をしていきます。子どもたちが文章を理解していれば、登場人物の名前やどんな内容の話であったかということがスムーズに出てきます。しかし、理解できていない場合には、話を進めても全然出てこないのです。

はじめのうちは保護者も「なんで読んだのに言えないの」とか「何を読んでたの」といった気持ちが出てくるでしょう。しかし、トレーニングをしない限り、正しく文章を読み取ることができるようにはなりません。そこで、できていないことを責めるのではなく、一緒に読み直して何が書かれていたのか確認していくようにします。確認する作業を通して、少しずつ登場人物や話の内容を整理しながら読み進めることや文章を読む際の集中力を身に着けることができます。

文章の内容が理解できるようになってきたら感想を話し合う

文章の内容が正しく頭に入るようになってきたら、次に文章に書かれている内容をもとに親子で意見交換をするようにしましょう。ここで、子どもたちが感じたことに否定するのはやめましょう。否定されると「自分は正しく文章が読めていない」「間違えているんだ」という気持ちを持ち、国語の苦手意識が克服できないだけでなく、どんどんと嫌いな気持ちが高まっていきます。内容を読み誤っている場合には、やさしく「こういう風にとらえたんだけどどう思う?」と自然に子どもたちに気づかせるよう促していきます。

保護者の意見を聞くことで、子どもは「こういうとらえ方もあるのか」と視野が広がったり、意見交換をする楽しさを知ったりすることができます。この経験が、国語が楽しいと思えるようになったり、読解力を身に着けたりすることに役立つのです。

特に、中学受験の文章読解では、中学生レベルの思考を問う問題が多く出題されます。小学生でありながら、中学生の友人とのトラブルでの心情変化、反抗期による親への態度とその裏にある感情といったまだ経験したことのない心理についても答える問題も多いです。答えを導くためには、たくさんの文章に触れ

中学受験国語の読解力を付けるためにおすすめの問題集3選

では、苦手を克服するためには、具体的にどのような問題集に取り組むとよいのでしょうか。読解力を上げるのにおすすめのものを3つ紹介します。

「国語のつまずきを基礎からしっかり『文章読解』」(学研プラス)

読解問題でつまずきやすいポイントを集中的に学ぶことができる問題集です。例題が用意されており、解きながらつまずきやすいポイントや解くときのコツを身に着けることができます。最後に「マスター問題」が用意されており、定着したかどうかの確認ができるので手ごたえを感じられやすいです。

「中学受験 まんがで学ぶ! 国語がニガテな子のための読解力が身につく7つのコツ説明文編」(ダイヤモンド社)

読解力以前に文章を読むことが苦手、という子におすすめしたい本です。マンガなので読みやすく、どのように文章を読んでいくとよいのかを楽しみながら知ることができます。マンガを読むだけでなく、最後には覚えたポイントを生かすことができるか確認できる実際の入試問題も用意されています。

「読解力と語彙力を鍛える!なぞ解きストーリードリル小学国語」(ナツメ社)

なぞ解き仕立ての問題集で、30日で1冊を完成させることができる仕組みになっています。夏休みなど長期休暇を利用しての学習にもおすすめです。挿絵も入っていて、ショートストーリーになっているので読解問題が苦手な子でも読みやすい長さになっています。マンガではないものの、文章が短く気軽に挑戦できる内容です。

中学受験では思い切って国語以外に目を向けることも大切

国語の読解力というのはすぐに身につくものではありません。そのため、偏差値に変化が出てくるまでに、親子ともに気持ちの浮き沈みが出てくることがあります。そこで、モチベーションを維持するための方法の一つが、国語以外の科目に目を向けてみることです。特に社会は結果が出やすく、国語に通じる力を身につけられます。

社会の勉強は問題集選びが大切

社会の勉強をする際、問題集選びが大切になってきます。苦手な部分のフォローアップができる内容のもの、得意な部分でさらに点数を伸ばしていくものなど、様々なタイプの問題集があるので吟味が必要です。状況に合わせて、必要な教材を選び取っていきましょう。

演習メインで国語力アップにも役立つ「記述の戦場」

タイトルの通り、「記述の戦場」は、記述問題を目指すための社会科教材です。記述の基本から学ぶことができるので、練習を通して国語力強化にも役立ちます。記述問題というと難関校で出題されるイメージがありますが、最近では偏差値に関係なく一行程度の記述問題は出題されることが増えています。配点も高いので、記述問題で点が取れるようになると、全体的な得点アップにもつながります。

遊び感覚で覚えられるフラシュカード

フラッシュカードは社会で暗記するべき内容を単語カードにまとめているものです。自分で単語カードを作る手間も省けますし、大切な部分がまとめられているのですぐに活用できます。社会の知識が定着していない子にとってはゲーム感覚で少しずつ覚えるべきことを身につけられるでしょう。ポケットに入るサイズなので持ち運びやすく、塾への移動や食事前、就寝前など少しの時間を使って勉強することもできます。

少しずつ偏差値が上がれば子どもも頑張れる

子どもたちもなかなか成績が上がらないと頑張れないものです。保護者も思わず「ちゃんと勉強してる?」とか「もっと勉強しないと間に合わないよ」とか、ネガティブな言葉をかけてしまうこともあるでしょう。

社会は国語に比べると格段に成績が伸びやすい科目です。そのため並行して勉強していても、国語よりも早く手ごたえが感じられるでしょう。結果が出れば子どもたちも「もっと頑張ろう」と思えますし、保護者も安心して見守れます。気持ちよく勉強できる環境を作るためにも、国語と並行して社会の偏差値アップに取り組んでみてはいかがでしょう。

>> 中学受験 社会科専門のスタディアップ教材 人気ランキング2022はこちら

まとめ

今回は中学受験 国語の読解力を上げるための取り組みとおすすめ問題集について紹介をしました。子供によって合う勉強方法、教材は違うので、取り組んでみてベストな方法を探してみましょう。

社会に取り組んでみる方法は、すでに社会が得意な子に対しても有効です。国語よりも早く点数が伸びやすい社会に取り組むことで、親子ともに気持ちよく勉強に向かうことができます。読解力が身につかず苦戦している場合には、社会に取り組むことも検討してみましょう。

目次