中学受験 1月のお試し受験向けの中学校【2022年版まとめ】

中学受験 1月のお試し受験向けの中学校

最近では、首都圏の中学入試を中心にお試し受験をすることが一般的になっています。しかし、中にはお試し受験の必要性や、どういった基準で学校選びをすればよいかわからないという家庭もあるでしょう。

中学受験をするにあたって、お試し受験をすることには様々なメリットがあります。しかし、メリットを理解していないとお試し受験をしても適切な効果を得ることができません。それだけでなく逆効果になることもあるので、受験には注意が必要です。

そこで、今回は中学受験の際にお試し受験をするメリットや、学校選びなど、お試し受験について知っておくべき知識を紹介します。ぜひ参考にして、志望校合格への弾みとなるお試し受験を目指しましょう。

目次

中学受験のお試し受験では合格できる中学校を選ぼう!

お試し受験はあくまでも本番の受験ではありません。そこで、学校を選ぶにあたっては、合格圏内にある学校を選ぶのが一般的です。もちろん、中には実力がどのくらいか試すために、模試のような活用をするというケースもあります。しかし、入試本番に向けての仕上げの一つとして、子どもたちに合格を体験させること、そして自信を持たせることを目的として受験をさせる家庭がほとんどです。

そこで、お試し受験の際の学校は、合格圏内の学校から選ぶようにしましょう。不合格というのは、子どもたちだけでなく保護者も傷つくものです。2月の本番に向けて残された時間、最大限やりきるためにも、受験校は安全校から選択するようにしましょう。

中学受験のお試し受験における基礎知識

これからお試し受験をするという人は、どういったことを知っておく必要があるのでしょうか。基礎知識として、以下の内容を頭に入れておきましょう。

そもそも中学受験におけるお試し受験とは?

中学受験というのは、子どもたちにとっても未知のものです。今までの人生で努力の成果を発揮する機会も少ないですし、努力が報われないこともある、という経験はしたことない子がほとんどでしょう。保護者も、子どもが受験のような経験をしたことがないからこそ、受験当日どのくらい緊張するか、試験当日までの声掛けなど配慮するべきことがどういうことか、といったことは想像できないことも多いです。そこで、入試がどういうものかを体験することで、親子ともに入試本番に向けてのシミュレーションをするとともに、本番に向けてのアクションプランを立てていくために受けるのが「お試し受験」です。

中学受験におけるお試し校とは?

あくまでも「お試し受験」であるため、学校としては志望校と同等のレベルかそれよりも易しい学校を受験する傾向があります。これは、受験直前に子どもたちにネガティブな経験をさせる必要はないという考えからです。そのため、お試し校として挙げられる学校は難易度よりは合格させやすさ、子どものメンタル面に配慮をした選び方をします。

お試し受験をするメリット

お試し受験をすることは、親子ともにメリットがあります。まずは、先に述べた通り本番のシミュレーションができることです。親子ともに当日の行動や、合格発表の体験など、中学入試の体験をできるということは、当日の気持ちの余裕にも大きく影響します。実際に行動してみないとわからないことも多いので、一度体験することで当日のリスク回避ができます。

もう一つは、合格を経験できるということです。お試し受験とはいえ、合格校を勝ち取れることは子どもたちの自信にもなります。保護者にとっても安心材料ができることで、本番までの時間を落ち着いて過ごせるようになるでしょう。

中学受験の1月校=お試し校といわれる理由

「お試し受験」というのは首都圏の中学入試を中心に言われるものです。東京や神奈川の入試が2月から始まるので、その前に行われる入試で予行練習をしておこう、という考え方からお試し受験という言われ方がされています。千葉や埼玉といった近隣エリアの入試だけでなく、地方の学校が関東で出張入試を行っているケースもあります。

中学受験でお試し受験する際のお試し校の選び方

中学受験のお試し校というのはどういった基準で選ぶのが良いのでしょうか。以下の2つのポイントを押さえて選ぶのをおすすめします。

前提としてお試し校は1~2校受験しよう

最近では1月受験ができる学校の選択肢も増えています。そのため何回くらい受験するのが望ましいのか悩む家庭も多いでしょう。一般的には1校から2校が理想とされています。

もちろん、確実に合格できる学校であり、入試本番同様のシミュレーションができる学校があれば1校で十分です。しかし、緊張しやすく複数回慣らしが必要という場合や、親子ともに2回ほどシミュレーションの機会を設けたいと考える場合、不合格だったときのための安全策として2校用意したいという場合などは、2校選んでおくのが良いでしょう。

ただし、3校以上の受験はあまりおすすめしません。受験をするとなると1日がかりになるので、塾を休んだり、勉強時間が取れなくなったりしてしまいます。さらに外出により体調を崩したり、感染症をもらってきたりする危険もあります。そのため、受験校は1校か2校が妥当だといえるのです。

合格できる可能性が高い中学校を選ぶ

お試し受験をする学校は2校ほどにおさえるのがベストであるため、合格ができる可能性の高い学校を選ぶのが望ましいです。1月入試から本番の2月の入試まで時間がありません。不合格を経験して子どものメンタルの立て直しができるかどうかという不安を考えると、このタイミングであえて合格の見込みの低い学校を受けることは効果的とは言い難いです。もちろん、中には敢えて不合格を経験することで子どもに喝を入れたい、というご家庭もあるでしょう。しかし、その場合には子どもの性格や志望校との乖離、塾の意見など、様々なことを考え、メリットがあると考えられる場合だけにすべきです。

中学受験1月のお試し受験向け中学校【2023年首都圏版】

では、首都圏で1月に受験できる学校にはどういったところがあるのでしょうか。2022年度に実施された学校を一覧にしてみましょう。※掲載順は、2022年入試日順となっています。

1月入試の中学受験一覧表

首都圏で1月に入試を行っている学校は以下のようになっています。

地方入試

  • 長崎日本大学中学校
  • 海陽中等教育学校
  • 西大和学園中学校
  • 金沢学院大学附属中学校
  • 静岡聖光学院中学校
  • 盛岡白百合学園中学校
  • 函館ラ・サール中学校
  • 北嶺中学校
  • 静岡聖光学院中学校
  • 愛光中学校
  • 佐久長聖中学校
  • 早稲田佐賀中学校
  • 不二聖心女子学院中学校

埼玉県

  • 開智中学校
  • 秀明学園秀明中学校
  • 聖望学園中学校
  • 国際学院中学校
  • 武南学園武南中学校
  • 狭山ヶ丘学園狭山ヶ丘高等学校・付属中学校
  • 西武台新座中学校
  • 栄東中学校
  • 開智中学校
  • 大宮開成中学校
  • 獨協埼玉中学校
  • 浦和明の星女子中学校

千葉県

  • 千葉日本大学第一中学校
  • 千葉明徳中学校
  • 東邦大学附属東邦中学校
  • 八千代松陰中学校
  • 麗澤中学校
  • 千葉大学附属中学校(国立)
  • 国府台女子学院中学校
  • 昭和学院中学校
  • 昭和学院秀英中学校
  • 二松学舎柏中学校
  • 渋谷教育学園幕張中学校
  • 暁星国際中学校
  • 三育学院中学校
  • 芝浦工業大学柏中学校
  • 東海大学付属浦安中学校
  • 成田高等学校附属中学校

その他首都圏

  • 茗渓学園中学校(茨城)

中学受験1月のお試し受験として人気の千葉・埼玉の中学

埼玉や千葉の学校というのは、東京や神奈川の学生にとっては通学可能な場所にあることも少なくありません。特に、近年は電車の接続が良くなっているため、神奈川から埼玉の学校にも1時間半ほどで通えるということも出てきています。そのため、中にはお試し受験でありながら合格した場合には通うことも視野に入れて受験をするという生徒も増えています。

第一志望の学校のように何度も足を運ぶ、というのは距離的に難しいかもしれません。しかし、通うことができる学校であり、なおかつ家庭の方針と学校の指導方針が合っていたり、大学の進学実績が良かったり、共学や別学などの条件が合っている学校があれば、説明会にも参加をしてみて、合格後に通うことも視野に入れて検討してみるのが良いでしょう。千葉県の市川中や渋谷教育学園幕張中、埼玉県の栄東中の東大選抜、立教新座中などは人気が高く、東京や神奈川の生徒で通学しているという例もあります。

中学受験1月に首都圏で受験できる地方学校

1月入試と言われていますが最近では12月から入試が始まっています。12月からスタートするのが地方の学校の首都圏入試です。

なお、地方入試を行っている学校は以下になります。

  • 愛光中学校(愛媛県・共学)
  • 海陽中等教育学校(愛知県・男子校)
  • 佐久長聖中学校(長野県・共学)
  • 静岡聖光学院中学校(静岡県・男子校)
  • 長崎日本大学中学校(長崎県・共学)※
  • 西大和学園中学校(奈良県・男子校)
  • 函館ラ・サール中学校(北海道・男子校)
  • 不二聖心女子学院中学校(静岡県・女子校)
  • 北嶺中学校(北海道・男子校)
  • 宮崎日本大学中学校(宮崎県・共学)※
  • 盛岡白百合学園中学校(岩手県・女子校)
  • 麗澤瑞浪中学校(岐阜県・共学)
  • 早稲田佐賀中学校(佐賀県・共学)

※のついている学校は、東京だけでなく神奈川県でも入試が実施されます。どちらの学校についても、東京神奈川のどちらの会場で受けたほうが有利といったものはありません。 自宅からアクセスのよい方を選んで受験するようにしましょう。

中学受験1月のお試し受験に向け!2022年の今から最速で偏差値をアップできるおすすめの教材

お試し受験とはいえど、直前に少しでも仕上げをして万全の態勢で臨みたいものです。受験直前の仕上げ教材におすすめのものにスタディアップの教材があります。

コンプリートマスター

コンプリートマスターは、社会の中学受験内容を家庭学習だけで効率的に身につけられることを目標に作られた教材です。教材はテキストだけでなくCD教材も付属しており、地理・歴史・公民の授業内容を13時間という短時間で一通り学ぶことができるようになっています。

いくら図や表があっても、教科書だけを見て小学生が自習で社会の知識を身につけることはできません。CDの音源教材があることで、自宅で授業を受けるような形で勉強をすることができ、楽しみながら社会の学習ができるのです。直前に全体の流れを復習したり、知識が身についているかの確認をしたりするのはもちろんですが、苦手分野の仕上げにも活用することができます。「何となく覚えている」という知識を「正しく理解している」状態に仕上げてくれる教材です。

プラチナインプット

直前の知識のチェックに活用したいのがプラチナインプットです。一問一答形式の問題集には、入試で頻出の知識が詰め込まれています。コンパクトな教材なので、入試当日の持ち歩き教材としても便利です。

すでに社会の知識が一通り頭に入っているという人はもちろんですが、最後に知識の詰め込みをしたいという人にもおすすめです。全国の中学入試の社会の問題を250校以上解き、さらに毎年改訂されている問題集なので、その年のトレンドにあった問題集となっています。入試本番の直前まで取り組むことができ、1点を積み上げることができる問題集です。

中学受験のお試し受験に関するQ&A

中学受験のお試し受験について紹介をしてきましたが、まだ不明点があるという人もいるでしょう。そこで、Q&A形式で、多くの人が疑問に思う内容をまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。

中学受験1月にお試し受験は必要ですか?

昔から「受験は水物」という言われ方がされるように、受験に「絶対」というものはありません。そのため、お試し受験についても必ず必要と言い切ることはできないです。子どものタイプによっては、1月に合格することで落ち着いて2月の本番が迎えられることもありますし、逆に1月に合格して気を抜いて2月の本番で失敗してしまうというケースもあります。そこで、子どものタイプや志望校、成績状況といったものから総合的に判断することが大切です。

ただし、前にも述べた通り、お試し受験をすることは、合否の部分以外にもメリットはあります。受験がどういったものなのか知ること、当日のシミュレーションができること、は親子ともに本番前に貴重な経験になります。受験がどういうものか知るためにもお試し受験は意味のあるものだということを理解したうえで、必要かどうかを検討するようにしましょう。

お試し受験で不合格になった場合はどうしたらいいですか?

お試し受験は、多くの人が合格圏内の学校を選んで受けるものですが、中には想定外に不合格になってしまったというケースもあります。お試し受験直前に体調を崩してしまったり、当日の移動で乗り物酔いをしてしまったり、といったことで本調子ではない状態で受験をすることで不合格になってしまった、といった話も少なくありません。

そこで、受験前に万が一不合格になった場合のシミュレーションはしておくようにしましょう。不合格を見ると、大人は焦って本番に向けた準備をさせようとしがちですが、子どもたちはそんなにすぐに気持ちの切り替えができません。合格発表の日は思いっきり泣いたり、ストレス発散に遊んだりして、しっかりと気持ちを切り替えて翌日以降の勉強に備えることが望ましいです。

保護者も受験前に「絶対合格できる」といった発言は避けておくほうが良いでしょう。また、不合格だったときのことを想定して、どんな声掛けをするか考えておくのも大切です。合わせて、追加で合格できそうな学校を選んで受験してリベンジをするということも検討しておきましょう。

中学受験1月で試験を受けないデメリットはありますか?

1月受験をしない最大のデメリットは、親子ともに本番までに受験を体験できないということです。いくら受験に向けて何度も過去問を解いたり、模試に参加したりという経験をしていても、本番の緊張感は全く異なります。また、電車で試験会場に向かうことや、大人数の中で待ち合わせをすることなど、実際に経験してみないと入試本番のスケジューリングもイメージが沸きません。

試験時間に万全の状態で臨むには、起床時間や朝食のメニュー、服装など、様々な調整が大切です。こういった細かなシミュレーションができていると、お試し入試から本番まで、親子ともに精神的に余裕も持つことができます。さらに合格を勝ち取っていれば、お試しの学校であったとしても「合格」という事実が親子ともに自信になるでしょう。こういったものが得られないということは、お試し受験をしないデメリットといえます。

中学受験1月に東京会場で受けられる中学校はどこですか?

東京の中学入試は2月1日が解禁日です。そのため、1月中に東京で行われる中学受験というのは、地方の学校の東京会場入試になります。2022年度入試では『中学受験1月に首都圏で受験できる地方学校』の部分でも紹介した以下の学校は東京で入試が実施されています。

  • 愛光中学校(愛媛県・共学)
  • 海陽中等教育学校(愛知県・男子校)
  • 佐久長聖中学校(長野県・共学)
  • 静岡聖光学院中学校(静岡県・男子校)
  • 長崎日本大学中学校(長崎県・共学)
  • 西大和学園中学校(奈良県・男子校)
  • 函館ラ・サール中学校(北海道・男子校)
  • 不二聖心女子学院中学校(静岡県・女子校)
  • 北嶺中学校(北海道・男子校)
  • 宮崎日本大学中学校(宮崎県・共学)
  • 盛岡白百合学園中学校(岩手県・女子校)
  • 麗澤瑞浪中学校(岐阜県・共学)
  • 早稲田佐賀中学校(佐賀県・共学)

※年度によって変更もあるので確認をするようにしましょう。

1月に受験できる中学でおすすめのお試し校はありますか?

成績状況や男子校、女子校の希望、自宅からの距離などの条件があるため、一概に「この学校がおすすめ」ということは言いにくいです。そこで、男女ともに偏差値ごとに1月入試のある学校をピックアップしますので、ぜひ参考にしてみてください。

偏差値が60以上

  • 渋谷教育学園幕張(男女)
  • 栄東東大選抜(男女)
  • 愛光学園(男女)
  • 立教新座(男子)
  • 浦和明の星女子学園(女子)

偏差値が55〜60未満

  • 開智(男女)
  • 江戸川学園取手(男女)
  • 栄東(男女)
  • 市川(男女)

偏差値が50〜55未満

  • 土佐塾(男女)
  • 西武文理(男女)
  • 専修大松戸(男女)

偏差値が50未満

  • 大宮開成(男女)
  • 埼玉栄(男女)
  • 長崎日大(男女)
  • 大妻嵐山(女子)

その他、長崎日大や函館ラ・サール、栄東、といった学校は得点開示があるため、模試と同様の活用ができる点で人気です。

埼玉で1月に受験したいのですが人気の中学校はどこですか?

埼玉県にも1月受験ができる学校は豊富にあります。その中でも、練習校として人気のある学校は大宮開成や埼玉栄、大妻嵐山といった学校です。中上位層になると、栄東の東大選抜や、立教新座、浦和明の星女子といった学校に人気が集まっています。男子の場合には、大学附属ということで立教新座はお試し受験としてではなく、2月の結果次第では通学することも検討している東京や神奈川からの受験生も多いです。

まとめ

今回は中学受験の1月受験が必要かどうか、そしておすすめの学校を紹介しました。「お試し」といった言い方をされますが、2月からの本番に向けて合格するためにとても大切なものです。家族でも話し合いをして、妥当とされる1校から2校の受験を検討しましょう。

後半では質問形式で多くの方が疑問に思う1月受験についての情報も掲載しています。質問形式になっていることで、より一層具体的なイメージもしやすいでしょう。お子さんの性格や成績状況なども加味して、2月に向けて良い方向に進められる1月受験ができる学校選びをしてみてください。

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