中学受験偏差値ランキング2022!【関西圏の私立中学編】

コロナ禍で行われる2022年度の中学入試は例年とどのような違いがあるのか不安を感じている人も少なくないのではないでしょうか。これまで一生懸命努力してきた我が子の中学受験は努力が実ってほしい、少しでも結果につながってほしい、という気持ちを持つのは当然のことです。

しかし、例年とは違う環境下での入試であるため、どうしても様々な不安が出てきてしまいます。そこで、今回は、関西圏の2022年度中学入試の概況をまとめていきます。

目次

2022年度関西圏の中学入試はどうなるのか

これから関西圏の2022年度の入試動向をチェックするにあたり、チェックすべきポイントが2点あります。

新型コロナウイルスの影響

これはもう避けることのできない問題です。コロナウイルスの影響は中学入試でも様々な点に影響を及ぼすことが考えられています。

まずは受験者数の推移です。当初は例年通り中学受験を志望する子たちは増えると予想されていました。しかし、コロナの影響で収入が下がった家庭や精神的な負担から受験を断念するケースが増えている状況です。学校や塾も休校となった期間があることで思うように受験勉強が進められずペースを崩し断念をしたり、志望校を変更したりしている家庭も多く散見されます。

コロナの影響は志望校選びにも大きく影響をしています。感染予防のために学校見学を控えたり、学校も開催を中止したりオンラインにしたりという動きが起きています。学校を実際に見たり情報収集の機会が減ったりしたことで例年とは異なる傾向がみられるのではないかと予想されているのです。

2022年度の中学受験のトレンドを読む

もう一つ考えるべきことは中学受験のトレンドの変化です。毎年様々なトレンドが中学受験ではあります。2022年度入試の場合にはどういった動きがあるのかを事前に知っておくと受験生の動きが読みやすくなります。

まず大きな動きとして考えられるのが、首都圏からの受験者の増減です。例年は首都圏の受験者が多く1月のうちにお試し受験のために関西圏の難関校に挑戦するケースが多く見受けられました。しかし2022年についてはコロナの影響で首都圏での入試本番までには人が集まる場所へ足を運ぶのを敬遠する動きが考えられます。

そのため全体的には関西圏の学校は軒並み受験者が減少する見込みです。受験者数が減少することで見かけ上の出願倍率は下がる半面、合格した場合には実際に通う気持ちのある生徒がほとんどという状態での入試となるため合格発表後の繰り上げはかなり厳しくなるでしょう。

もう一つが志望校として好まれる学校のトレンドの変化です。近年では安定志向が高まっていることもあり大学付属校人気が高まっています。2022年度はコロナの影響でさらに安定志向が高まり、中学受験段階で大学の進学先が確保できる付属校はさらに人気が高まる見込みです。

中学受験偏差値ランキング2022!【関西圏の私立中学編】

関西の私立中学の偏差値ランキング上位20校はどのような学校が並んでいるのでしょう。能開センターの中学受験公開模試偏差値一覧を参考に、ランキングをまとめてみました。

順位 学校名 偏差値

  • 1 灘(1日目・2日目) 71
  • 2 海陽(特給・東京) 68
  • 2 西大和学園 68
  • 4 西大和学園(東京) 67
  • 5 四天王寺(医志)65
  • 6 愛光(大阪) 64
  • 6 甲陽学院(1日目・2日目) 64
  • 8 四天王寺(英数S) 64
  • 9 大阪星光学院 63
  • 9 清風南海(SG・S特進) 63
  • 11 神戸女学院(1日目) 62
  • 11 須磨学園B 62
  • 11 高槻 62
  • 11 帝塚山(S選抜) 62
  • 15 神戸海星 60
  • 15 須磨学園A 60
  • 15 清風プレミアム 60
  • 15 帝塚山(S理系) 60
  • 19 清風南海(特進) 58
  • 19 奈良学園(医進) 58
  • 19 東山(ユリーカ) 58
  • 19 立命館AL 58
  • 23 同志社女子WR 57

関西圏私立中学 2022年度の注目校

関西圏にある市立中学校の受験動向はどのようになっているのでしょう。偏差値ランキングの上位の学校の中で注目されている学校を紹介していきます。

減少予想の最難関、灘

関西圏の私立最難関として知られている灘中学。長く偏差値ランキングの1位に君臨している学校ですが、2020年度入試は志願者数が過去最高を記録しています。これは、ここ数年で首都圏から挑戦に来る生徒が増えたことが理由です。関西での人気は継続して高いので、今年も関西圏からの志願者数は昨年と同等の数が集まる見込みですが、首都圏からの受験者はコロナの影響もあり減少するでしょう。

ただし、受験者数が減るからといって大幅に偏差値が下がるとはいえません。例年は80%偏差値が70程度ありましたがここから何ポイントも下がることはないです。受験者数が減っても実際に受験する生徒のレベルはほとんど変わらないですし、合格する子たちのレベルもほとんど変わらないでしょう。合否のギリギリのラインに立っている子にとってはチャンスが広がる可能性もある、という程度に考えるのが適切です。

灘を受験する際には併願を事前に熟考しておくことが大切

灘は2020年度入試から合格発表の日程が変更になっています。灘の合格発表後、洛南の専願と併願の切り替えを行うのが定番ですが、灘が不合格と分かってから切り替えをするのにリミットが短くなっているので気を付けましょう。

かなりタイトなスケジュールの中で後半の入試を考えることになるため、ある程度事前に行動パターンを考えておき、冷静に対処することが大切です。特に子どもはその場で実際に合否が出た状態にならないと判断できないことも少なくありません。受験前に説明していたとしても、改めて結果が出たら当初と違う併願を希望することもありますから、家族でしっかりと最終確認の時間を設けることも忘れないようにしましょう。

共学人気と実績躍進で難易度上昇が見込まれる西大和学園、須磨学園

昨今の共学校人気と大学入試の実績が大きく躍進していることで、西大和学園と須磨学園は今年は難易度が上昇する見込みです。どちらも偏差値表の上の方に位置するトップ校ですが、今年はさらに難化するでしょう。

西大和学園は入試日程的にほかのトップ校である学校とも併願がしやすい日程なのも特徴です。男子の場合には、灘・東大寺学園・大阪聖光学院といった学校とも併願をすることができるので、最難関校を志望している生徒が集まりやすく、試験会場で同じようなメンバーを目にすることも少なくないでしょう。女子の中ではトップ校としての不動の位置を築きつつあり、今年も志願者は増え、厳しい戦いになると予想されます。

須磨学園は大学の合格実績はもちろんのこと、学校の教育内容への期待の高まりが人気の後押しとなっています。生徒の意欲的な姿勢と教師が熱意をもって支える環境が功を奏し、近年では国立大学の合格実績も伸びていますし、推薦入試の実績も高いです。コロナ休校機関にもオンライン授業での指導が充実していた点でも評価がされているため、来年度の入試では偏差値上昇必至です。

中堅校こそ注意が必要!2022年受験者動向と偏差値動向

先に述べた通り、コロナウイルスの影響もあり安定志向が強まると予想されています。そのため確実に合格を取るためにも上位層から中堅校を受験する生徒が増える可能性が高いこと、最難関校のように首都圏からの受験生もほとんどいないことを考えると受験者が減る可能性は低いことから、中堅校は受験者数が増加する可能性が高いです。

さらに、大学受験時の社会情勢がわからないことから、将来がある程度保証されている大学附属や進学実績の高さ、指定校推薦の選択肢の豊富さといったものへの注目が高まっています。入学時の偏差値よりも、大学進学時の安定性でコストパフォーマンスが高い学校が選ばれる傾向が高まっているのです。その点で注目すべき学校をいくつかピックアップしておきましょう。

中堅校は細分化されたコースに注目

関西の学校はここ数年で中堅校の多くがコース編成で細分化しています。この流れは2022年以降もしばらく続く見込みです。細分化することによって様々なオリジナリティのある授業を設定できること、生徒の成績レベルに合った指導ができることなど、学校の特色を打ち出しやすいのはもちろんのこと、生徒にとっても自分たちに合った学校が見つけられることや成績の向上が期待できることといったメリットがあります。

コースが細分化することで気を付けなければならないのは、同じ学校であっても偏差値はもちろんのこと、試験で必要となる知識も変わってくることです。中堅校でも特進コースや医学部コースといった難易度の高いコースは上位層からも受験生が集まります。そのため倍率や偏差値が上がり全体的に難易度が高くなりやすいです。こういった特化型クラスの影響で学校全体の難易度が高くなり、合格基準のラインが高くなる可能性も高いので併願選びに注意しましょう。

中高一貫コースの躍進が目立つ東洋大姫路

東洋大姫路は中高一貫コースの1期生の進学実績がとても良かったことで注目されています。教育内容も充実しており、これからの社会で求められるリテラシーを盛り込むオリジナルの「キャリアフロンティア」というプログラムを問題解決学習に盛り込んでいます。この取り組みも進学実績の一助になったと考えてよいでしょう。

入学当初から意欲的にプログラムに取り組む生徒が多く、学内で深く考えることや本物から学ぶことへの意識が高まっており、今後の生徒にもこの学校内のムードが波及してさらなる発展が期待されています。入口の偏差値より出口の偏差値が大幅に上げられること、人間的な成長が促せることから、保護者の人気も厚いです。

主体的な学びが評判の奈良学園

奈良学園も学校改革が功を奏した学校の一つです。2022年度入試に向けて何か新しい取り組みが始まったわけではないですが、2009年の「スクール・プロジェクト」でキャンパスが魅力的なものに変わっています。

図書館は蔵書数も5万冊と豊富で展示も定期的に行われ生徒たちの学びが刺激される環境が整っています。職員室周辺には質問スペースが設計されているのも特徴的です。常に生徒が集まっており、生徒と教師の距離が近いのも学校の良き雰囲気を作り出しています。

私学ならではともいえる広大な土地を利用して行われる「森の学校」も人気です。2012年度からはSSHにも指定されており、理系への進学希望者の入学も増えています。生徒たちが主体的に学ぶことのできる環境によって、学校全体にも活気があり当分人気は続くでしょう。

安定的な人気をキープする関関同立附属校

根強い大学附属ブームの影響はもちろんのこと、関西ではブランディングが確立されている関関同立は中堅校ながらも安定的な人気を維持しています。第一志望として受験するだけでなく、難関校を受験する生徒の併願校として志望校に入れるケースもあるため、倍率的にも偏差値的にも決して簡単とはいえません。

受験する際には成績状況や倍率、80%偏差値を参考にするのはもちろんですが、各学校の特徴をよく確認し、自分に合ったところを選ぶことが大切です。例えば同支社の場合には、学校によって共学と女子校とありますし、試験の解答形式が異なる学校もあります。同じ系列校であっても試験対策も異なるのでよく確認し、どこかに絞って受験するのか系列校をすべて受けるのかといった戦略を立てていきましょう。

2022年度入試で気を付けるべきことは

コロナ禍での受験ということで、例年と違う動きをしなければならないのではないかと不安になっている家庭もあるでしょう。基本的には例年通りでよいものの、中には気を付けなければならないこともいくつかあります。入試が近づいてきたからこそ再確認するのはもちろんのこと、来年以降に中学受験をする予定の人も頭に入れて行動しておくと安心して試験に臨むことができるでしょう。

コロナを含む体調不良への対応を確認しておく

コロナウイルスはもちろんのことですが、冬場はたくさんの感染症が流行します。そこで、万が一体調を崩した場合には学校側がどのような対応をとるのか確認しておきましょう。

今年度についてはコロナウイルスやインフルエンザの場合には振替受験をしてくれる学校が多くなっています。ただし、コロナウイルスやインフルエンザであることを事前に学校に連絡することが必要かどうか、医師の診断書提出が必要かどうか、といった細かな部分は学校によって対応が様々です。複数の学校を受験する場合には特に混乱しやすいので、一覧にして情報をまとめておくと万が一の時も冷静に行動できて良いでしょう。

試験会場には早めに着くよう行動する

2022年度入試については、三密を防ぐために試験会場の集合場所が複数用意されたり、待機列の間隔を空けて並んだり、時間差での集合がかけられたり、といった例年とは違った行動がとられる学校も少なくありません。また、試験会場に到着したら手続き以外にも検温や消毒の時間も必要です。そのため普段の入試よりも会場に着いてから時間のかかる場面が多くなることが予想されます。

そこで試験会場には早めに到着するよう、早めの行動を心がけましょう。ただし、早めに到着して待機する場所も混みあってしまうと緊張したり、風邪などの感染症をもらったりする危険もあります。早めに到着したらどこで休憩するかも事前に家族で確認しておく方が安心です。

基本的には例年の試験と同じ!万全の対策を進めておく

「受験は水物」と昔からよく言われますが、入試というのはトレンドがあるものですし、その年の受験生の好みや成績状況、社会情勢といった様々な要素によって受験の流れが変化します。とはいえ、偏差値表や偏差値ランキングの数字は大きく変化することはめったにありません。基本的には前年までの流れとほぼ同じところに80%偏差値や偏差値ランキングの結果はまとまるようになっています。

そこで、基本的には昨年までの偏差値表やランキングを参考にしながら、自分の成績や好みの校風の学校から志望校を見つけていきましょう。試験対策についても塾の勉強や自分の進めている受験勉強をきちんとこなしつつ、しっかりと過去問を解いて対策をしていくことが合格には不可欠です。

人はどうしても数字のような根拠のあるものに頼りたい気持ちがあります。そのためランキングの変動や偏差値の上下に動揺しがちです。きちんと学力をつけて万全の体制で試験に臨めば必ず結果につながりますから、数字は参考にしつつもしっかりと試験勉強をして試験当日を迎えましょう。

中学受験偏差値ランキング2022!【関西圏の私立中学編】まとめ

今回は2022年度入試における関西の偏差値ランキングと注目校の紹介をしました。ランキングについては基本的に横ばい、偏差値も大きな変動はないと考えられています。これから試験を迎える受験生の人たちは試験対策をしっかり行い、試験に臨めば結果はついてきます。

コロナウイルスの影響は偏差値動向だけでなく、試験当日の行動にも変化が出ています。事前に学校側の指示をまとめておき、万が一体調が悪いときには無理をせず学校の指示に従い適切な方法で受験をするようにしましょう。

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