中学受験の親の役割とは?母親が子供にしてあげられることについて

中学受験の成功のカギを握るのは何と言っても親のサポートです。中学受験に挑む子供は、まだ小学生という立場であり、お子様一人で中学受験というものに立ち向かうのは、かなり困難な道になりますので、親のサポートは必須となります。

親の役割としては、受験勉強の計画や効率化、模試のスケジュール管理、塾や学校の送り迎え、子供の体調管理、メンタルサポートなど様々なものがあります。仮に中学受験をしたいと言い出したのが子供だったとしても、中学受験を決めたからには、親は覚悟を持ってください。子供が受験するから子供の実力次第というわけではないのです。特に子供が小学生である中学受験では、親が子供の実力を100%引き出せるサポートがあるかどうかで、合否が決まってくるのです。

しかし、親自身も、高校受験や大学受験や資格試験を受けた経験をお持ちだとしても、中学受験というものは初めて経験するという親が多いと思います。また、周りに中学受験を考えている人が少なく誰にも聞けないし、相談できない環境にいる方が多いと思います。

そこでこの記事では、中学受験において子供にしてあげられる親の役割について具体的に紹介します。この記事を読むことで中学受験の親の役割が明確に分かります。

目次

中学受験の親の役割

勉強の習慣化

  • 「学校から帰ったらすぐに塾の宿題しなさい!」
  • 「模試も近いんだから、もっと勉強をしなさい!」


こんな風に子供に言っていませんか。「勉強をしなさい!」と頭ごなしに言うだけではなかなか子供は勉強をしません。それではどうすれば子供が勉強をしてくれるのでしょうか。

それは勉強を習慣化することです。例えば歯磨きをしたり、お風呂に入ることは小学生の子供なら親が言わずとも当たり前にできていることだと思います。それは習慣化できているからです。勉強も同様に習慣化することで、親が言わなくても自然と子供が自分自身で始めることができます。

具体的に勉強を習慣化するためのおすすめの方法は以下の通りです。

  • 必ず勉強する時間を子供と一緒に決める
  • 子供と一緒に勉強をする
  • 朝起きた後、夜寝る前に5分間親が問題を出す

必ず勉強する時間を決める

「勉強をしなさい!」と言われると、勉強しているのに毎回言われていると感じてしまいます。そうすると勉強をいつまでやればいいのか分からずモチベーションが下がってしまいます。ですので、1日の内に必ず勉強をやる時間を決めて行うようにしましょう。

例えば、毎日17:00~17:30は、社会の暗記をする時間と決めるなどです。初めは30分程度でも勉強できる時間を確保できれば十分です。毎日同じ時間に勉強ができるようになったら徐々に必ず行う勉強時間を増やしていきましょう。

子供と一緒に勉強をする

子供はなぜ親がやっていないことをやらないといけないのか、自分だけ勉強するのは不自然だと感じることがあります。ですので親が「勉強をしなさい!」というのなら親も一緒に勉強をするようにしましょう。子供は親の真似をしたがるものです。親が勉強をしていたら勉強をしたくなるはずです。家事や仕事で大変だと思いますが、子供の為だと思って親も勉強をする時間を確保しましょう。

朝起きた後、夜寝る前に5分間問題を出す

朝起きた後や、寝る5分前は、とてもリラックスしていると思います。ゲームや遊びなど色々なことを考えていないと思います。ですので、勉強のことを考える良い時間なのです。

しかし、ノートと参考書を広げて勉強をするのはハードルが高いので、親が子供に口頭で問題を出す程度の勉強をするのが丁度いいのです。たったの5分だけと思う方がいらっしゃると思いますが、考えてみてください。毎日朝と夜5分間の勉強を1年続けると、5×2×365=3650分、1年で約60時間分の勉強をしていることになります。朝晩5分と習慣化しやすいので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

学習の環境作り

子供が勉強する環境作りは非常に大切です。子供がその環境に来たら勉強をするぞと思うような環境作りが大切です。環境作りのポイントは4つあります。

  • エアコンが付いている
  • テレビやおもちゃなどは置かない
  • 子供の身体に合った机と椅子
  • 騒音の少ない部屋

エアコンが付いている

エアコンが付いていないと、夏なら暑く、冬なら寒くて勉強に集中できません。ですので必ずエアコンの付いた部屋を勉強部屋として使ってください。冬にこたつを使うことはオススメできません。なぜなら、やはり勉強机で学習するほうが中長期的にみて良いからです。

エアコンが無い部屋が勉強部屋になっている場合は、夏なら除湿機や扇風機、冬なら電気ストーブや電気カーペットを使うようにしましょう。

テレビやゲームなどは置かない

勉強をする空間にはテレビやゲームを置かないようにしましょう。気が散ってしまい勉強に集中できません。また親が見ていない時にこっそりテレビを見たり、ゲームで遊んでしまうかもしれません。

受験期間だけでもいいので、勉強部屋には勉強に必要な書籍や文房具以外の物はできるだけ置かないことが望ましいです。

子供の身体に合った机と椅子

子供の身体に合った机と椅子を選ぶことは非常に大切です。机はなるべく大きくて余裕のあるものがいいです。参考書を数冊同時に開けながら勉強できるからです。

椅子は座り心地と高さが重要です。座り心地が悪いと子供が長時間座っていることが苦に感じますし、低すぎたり高すぎると、姿勢が崩れ身体に負担がかかります。

騒音の少ない部屋

リビングで勉強をしている子供もいるかと思います。しかしリビングだと家事をしている音が聞こえたり、外からの音が聞こえたりすることが多いかと思います。

できるだけ勉強をするだけの部屋を作って騒音が少ない空間で勉強ができるようにしてあげましょう。静かな空間を作るだけで、子供が勉強をしやすい環境になると思います。

メンタル面でのサポート

受験期になると、親も子供も勉強のことで頭がいっぱいになると思います。しかし勉強のことばかり考えてしまうと、心に余裕がなくなりしんどくなってしまいますので、勉強以外のことも子供と話すようにしましょう。

小学校での出来事や最近困っていること、楽しみなこと、いま一番やりたいことなど、話を聞いたり、話題を振ったりして子供とのコミュニケーションを大切にしてください。コミュニケーションを通して勉強へのモチベーションをさらに高めてあげることも出来るかもしれません。

また、日々の頑張りを褒めることも非常に大切です。結果だけを褒めるのではなく、過程も大切にして褒めてあげてください。例えば「この問題は間違えたけど、いつもは間違える計算の部分ではあってたね」「この前は2時間勉強してたけど、今日は3時間も勉強してるね」というように、勉強をしたら褒めてもらえる、報われると子供に思ってもらうことが大切です。

塾や学校の先生に褒められることも嬉しいですが、やはり家で親に褒められることが子供にとって一番嬉しいことなのです。

子供の体調管理

子供の体調管理は非常に大切です。いくら勉強を頑張っていて、模試で合格圏内の判定が出ていたとしても、試験当日体調崩してしまっては元も子もありません。日々の子供の体調を把握して、様子がおかしいと思ったら病院に連れて行ったり、薬を飲ませるようにしましょう。

また、日々の食生活も大切です。塾などで食事を取る時間がなかなか確保しにくいかもしれませんが、出来るだけ親が作ったバランスの良い食事を食べさせてあげてください。やはり親の手料理の方が子供も喜びますし、食事を楽しみにして勉強を頑張っている子供もいます。食を楽しむといったいった面でも食事は大切です。

参考書や塾選び

参考書を選ぶ時、子供に任せっぱなしにしていませんか?子供がやりたいと言った参考書を使うことはもちろん大切なことですが、子供の実力にあった参考書を使わなければ意味がありません。

模試の結果や普段のテストを見ながら子供が今どれくらいの実力があるのか日々把握しておく必要があります。そして数ある参考書の中でどれくらいのレベルのものがどの参考書なのか理解しておく必要があります。

以下の記事では、算数のおすすめの参考書について解説していますので、参考にしてください。


また、塾選びも非常に大切です。周りの評判が良くてもその子供に合っているかどうかはわかりません。多くの塾で無料の体験授業をしていると思うので、活用しましょう。

中学受験に対応はしているが、実績があまりなく、中学受験を検討している生徒が少ない場合もあります。実際に中学受験をした生徒がどれくらいいて、どれくらいの人数が合格しているのかも把握しておきましょう。また受験する中学にもよりますが、面接対策など6年生になったときに、細かくサポートしてくれる塾が望ましいです。

学校や塾の送り迎え

学校や塾の送り迎えは中学受験を考えている親にとって一番懸念していることではないでしょうか。塾に行く回数にもよりますが、週に最低でも2~3回ほどある方が多いと思います。仕事や家事もあり毎週決まった時間に送り迎えをするのは大変なことです。

さらに、夏期講習や冬季講習の時期は毎日のように送り迎えする必要があるかもしれません。少しでも親の負担を減らす方法としては、

  • 家から徒歩又は自転車で通える塾を選択する
  • 駅から近い塾選択する
  • 塾に行かない

以上の3点が考えられます。家から近い塾を選べば子供一人で行き帰りができますし、駅から近い塾を選択すれば、最寄り駅までの送り迎えだけで済みます。しかし、中学受験は高校受験や大学受験と違い、親子の受験になってきますので、自分にぴったりの塾選びを行い、学習指導を受けることが望ましいですね。

まとめ

中学受験において親の役割は非常に大切です。親が子供のこと、中学受験のことを理解して行動しなければ志望校に合格することは難しくなってしまいます。

塾の先生は塾での指導が中心になりますが、家庭での親にしかできない役割はたくさんあります。精神的なサポートやフォロー、モチベーションの管理など色々な部分でフォローしてあげて下さい。

子供が中学受験に打ち込める環境を作ってあげる事ができるのは、親の何よりもしてあげられる事なので、大きな支えになってあげましょう。

中学受験というものは、子供一人だけではなく、親や家族みんなで乗り越えていくものだと認識しておいて下さい。家族みんなで協力し合って、万全な状態で受験に臨みましょう。今回お伝えした内容を踏まえて、子供と二人三脚で志望校合格を目指して頑張ってください。最後までご覧いただきありがとうございました。

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