中学受験で活用したい!解き直しノート・復習ノートの作り方と効果

中学受験で活用したい!解き直しノートの作り方

中学受験で扱われる学習内容はとても幅広く、覚えることも膨大です。そこでどれだけ効率よく学習をしていくかが大切になってきます。特に重要視すべきは復習です。一度間違えたものは繰り返さないようにすることで解ける問題を増やし、得点力を高めることができます。

復習を効率良く進められ、得点力を高めるために役立つのが解き直しノートです。ただノートに解き直すだけでなく、ノートの活用方法を変えていくだけで確実にできることが増えます。さらに、自分だけのオリジナル問題集を作ることもできます。

この記事では、ノートを作る時間も最小限にして、最大限の効果を出せるような解き直しノート・復習ノートの作り方を紹介します。少しでも参考にして、早いうちから効率の良いノートづくりのノウハウを身につけましょう。

目次

中学受験で復習ノートを作ると成績が上がる理由

子どもたちにノート作りをさせようとすると、何色もペンを使ったり、参考書を一生懸命写したり、といった作業をしがちです。こういった作業は時間がかかる割にあまり成果が出ません。そこで、ノート作りと聞くとネガティブな印象を抱く保護者もいるでしょう。

しかし、復習ノートは作成に少しは時間がかかりますが、作ることで効率的に勉強することができ、成績アップが期待できます。では、具体的にどのようなところが成績アップにつながるのでしょう。

自分だけの問題集ができる

復習ノートは自分の間違えた問題だけをまとめていきます。そのため、ノートの中は今まで解いて間違えたもの、復習が必要なものばかりです。一般的な問題集と違い、苦手なものや復習が必要なものだけがまとまっているため、効率的に空き時間を利用して問題に取り組むことができます。

解き進めていくうちに苦手なものや解けなかったものが減っていくと、実力が付いたということもわかりやすいです。受験まで何度も見直してノートが汚れていくことで達成感もあります。お守りのような存在のノートは受験当日も持ち歩くくらい大切なものとなってくれます。

ノートに書くことでより頭に残りやすくなる

小学生のうちは「見直しをしなさい」とか「解き直しをしなさい」と言われても、その方法がきちんと理解できていないケースが多いです。文字通りただ見ただけ、答えを書き写して直しただけ、という状態では同じ問題がまた出題されても解けません。しかし、こういったことはどのように進めればよいかを伝えても、子どもたちもなかなか理解ができず同じことを繰り返しがちです。

しかし、改まって「解き直しノートに書く」というアクションが入ると取り組み方も変わってきます。ノートに暗記事項や解き方を写す作業を丁寧に行っていくと「自分はここで勘違いをしていたのか!」とか「ここの計算を間違えていたんだな」といったことに気付くようになっていきます。ノートを作成し始めたときには時間もかかり非効率的に思われがちですが、ノート作りを通して正しい解き直しの方法を身につけることができるのです。

空き時間にすべきことがわかりやすい

受験前はやるべきことも多く、ちょっとの時間も無駄にしたくありません。しかし、計画的に行動していても、お迎え待ちの時間や早めに課題が終わったときなど、少し空き時間ができることはあります。そんなとき、何をすべきか迷ってしまいがちです。そういったときに役立つのが解き直しノートです。

解き直しノートを持っていれば、空き時間にパラパラとめくって覚えていなかったことの見直しや暗記の時間を作ることができます。「これをやればよい」というものが明確になるので子どもたちも時間を無駄にすることがないですし、焦ったり不安になったりと精神的にネガティブになることが減り、安定して過ごせるようになります。

中学受験生必見!解き直しノートの作り方

では、具体的にどのようにして復習ノートを作っていけばよいのでしょうか。いくつかの方法があるので、自分が取り組みやすい方法で作成してみましょう。

ノートに貼るのは模試や過去問の間違えた問題

ノートには何もかも間違えた問題を貼っていくと限りがありません。そこで、基本的には模試や過去問で間違えた問題を貼っていくようにします。もちろん授業内で取り組んだ問題でも何度も間違えている問題や、過去問であれば貼っても構いません。

ノートに貼る問題は間違えたものの中でもよく出題されるものやもう一度解き直したいと思うものを選ぶようにしていきましょう。少しずつ取り組んでいくうちにどの問題を貼るべきかというのがわかってくるようになります。自分の基準を見つけていけるのを目指しましょう。

ノートに間違えた問題を貼っていく方法

もっとも一般的であり、簡単に取り組める方法です。間違えた問題を貼り、算数であれば解き方を、他の科目であれば覚えておくべき知識や考え方といったことを書き進めていきます。もしも問題が短い場合や簡単なものであれば、問題も手書きで写しても良いでしょう。

解き直しノートを作成するときにはできるだけ時間を書けないことを心がけます。そこで、解説で図が必要なときには自分で書かず、解説のコピーを貼るのも有効です。ただし、解説を貼るだけでは答えを書き写す解き直しと大差がありません。そこで、貼りつけた解説の中に、簡単に説明を書き加えたり、大切なところにはラインを引いたりしておくと、頭に入りやすいですし、解き直しのときに解説を見て意味がわからない、ということを避けられます。

間違えた問題をファイリングしていく方法

ノートに貼って管理していくのが大変、時間がかかるという場合には、ファイリングしていくことからはじめると良いでしょう。ただしクリアファイルにどんどんと重ねていくのは管理ができなくなり、何が入っているかわからなくなり繰り返し解かなくなる原因です。

そこで、ファイリングする際には2穴のリングファイルにとじていくのをおすすめします。リングファイルなら問題のプリントに穴をあけるだけでファイリングできますし、ペラペラとめくって中の確認ができるので管理もしやすいです。解説は同じようにファイリングしても良いですし、ルーズリーフに書いて入れておくのでも構いません。使い勝手が良い方法を自分で見つけていきましょう。

ファイルにとじるのがおすすめの理由の一つは、できるようになった問題をどんどんと外していけることです。完璧に理解して解き直しが必要なくなったものは、ファイルから外していくことができるので、常にできない問題だけを手元に置いておくことができます。解けるようになった問題をファイルから取り出したり、ビリッと破って捨てたりすることはとても気持ちよく、モチベーションアップにもなります。

中学受験生の復習ノートへの取り組み方

作った復習ノートはどのように取り組んでいくと良いのでしょうか。正しく取り組んで苦手分野をどんどんと克服していきましょう。

最初の解き直しはノート作成

先に述べた通り、最初の解き直しはノートへの書き込みです。間違えた問題をノートに貼って解説を書き込んだり貼ったりしていきます。このとき、次に問題を解くときに解きやすいよう、問題の下や横のページに解説を書くようにしましょう。上に紙を置いたら隠すことができ、簡単に問題を解くことができます。

ノートに解説を書くときには、ただ解説を書き写すのではなく、なぜそうなるのか考えながら書くようにします。次に解き直してわからなかったときに解説を見て意味がわかるよう、なぜそうなるのかという考え方のポイントを書き込む以外にも、自分がなぜ間違えたのか、どういったミスをしたのか、といったメモを残しておくのもよいでしょう。

少し時間を置いたら2回目の解き直しを

ノートに書いた最初の解き直しから少し時間を置いて2回目の解き直しをしましょう。その際、解説の場所を隠して解けば問題だけを見て解くことができます。

もしも解いてみて分からなかった場合や、間違えてしまった場合には、問題番号やページの上部に印と日付を付けておきましょう。そうすることで解き直して間違えた問題がすぐにわかり、解き直しに取り組む際にどの問題を解けばよいかがすぐにわかります。

もしも2回目の解き直しでも間違えた場合には、なぜ間違えたのかを考えるようにしましょう。自分がりかいできていなかった部分はどこなのか、ただ覚えていなかったのか勘違いをしているのか、冷静に分析していくことで次のミスを防ぐことができるようになります。

3回目以降も解き直しを続けてすべて解けるようにする

3回目以降も同じ流れで間違えた問題だけを繰り返していきます。時間のあるときには解きなおして〇になった問題も取り組んでみるとよいでしょう。意外と忘れてしまっていることもありますし、解けたら「本当にできるようになった!」と自信を持つことができます。

何度も解いてすべての問題が解けるようになったらノートは捨てても構いません。しかし、せっかく頑張った努力の証なので手元に残しておくと良いでしょう。復習ノートが増えるほど、模試や授業の課題を頑張ったという証拠になります。たくさんの問題を解いてできるようになったという自信が持てると、入試本番でも緊張せず取り組めます。受験生の中には当日まで解き直しノートを持ち歩くという人もいます。

まとめ

今回は中学受験の勉強方法の一つとして解き直しノートについて紹介しました。解き直しノートを作ることは手間もかかりますが、慣れてくれば効率よく勉強を進めるための役立ちツールとなってくれます。ノートの使い方や勉強の仕方を学ぶことにも役立ち、中学入学後にも役立つ学習習慣を身につけることもできます。

作り始めは時間がかかりますが、少しずつ作成ができるようになり、なおかつ活用もできるようになってくると格段に成績アップにつながります。限られた時間を有効利用したい受験生にとってとても役立つ相棒になるものですから、ぜひ早いうちから取り組んでみましょう。

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