個性を伸ばす私立中学校の見抜き方!5つ着眼点を徹底解説  

中学受験を志す理由は何でしょう。家庭によって目指す理由は様々です。大学進学実績、英語教育の環境が整っていること、教育方針など、検討していく中でも優先順位が高いものがどれか、というのは家庭によって異なります。

最近では「個性を伸ばす教育」への注目が高まっています。一昔前は偏差値重視、合格実績重視、といった傾向が強かったですが、最近はその傾向以上に個性を伸ばす中学校が注目されています。中学受験をお考えの各家庭がそれぞれの子どもの個性を尊重し、成長を促せる学校選びという傾向が高まっているというのが、注目の背景にあります。

そこでこの記事では、個性を伸ばす私立中学というのはどういった学校を指すのか、そしてどうやってそのような学校を探せばよいのかということを紹介していきます。ぜひ、これからの志望校選びの参考にしてみてください。

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目次

個性を伸ばす教育とは?

そもそも個性を伸ばす教育というのはどういったものでしょうか。具体的な特徴と、注目されるようになった背景から考えていきます。

画一的な教育からの脱却

一昔前の教育というのは画一的で全体的な教育を重視してきました。学校というのは規律を習う場所であり、皆が同じように教育を受け、課題に取り組むことが良いとされ、学校の規律の枠から外れることは悪しきことというのが一般的な考えでした。

確かに学校で集団行動を通して皆が同じ行動をとるというのは大切なことではあります。協調性を学ぶこと、周りに足並みをそろえるために努力をすること、という経験は社会に出て求められるスキルの一つです。しかし、時代の変化に伴い、このような画一的な教育を行うことが個性をつぶすことになるのではないかという考えが画一的な教育から個性を伸ばす教育へと変化した経緯にあります。

時代の変化に伴った社会的スキルの変化

いじめや不登校、引きこもりといった社会問題の登場は、画一的な教育が本当に正しいのか、個性をつぶすことにつながるのではないかという議論の中心となったものの一つです。この議論と並行して、時代の流れとともに働き方の変化が出てきたことも、画一的な教育が浦東に必要なのかという議論のもととなりました。

「安定的な仕事に就くこと」や「一生同じ企業に勤めあげること」というのは2000年頃までの日本では美徳とされてきたことでした。しかし、長引く不況の影響から終身雇用制度が崩壊し、安定的な仕事といえるものはほとんどありません。そのため一生同じ企業に勤めあげるということが非現実的なことになってきたのです。一昔前の企業が「努力」や「忍耐」を求めていたのに対し、今は自分なりに考えて転職をしたり副業をしたり、といった柔軟性が求められるようになっています。

このような社会の変化に伴って、新学習指導要領でも「生きる力」という新しい考えが登場しました。社会に出てからも学校での学びを生かしていくことができるようにするには、という観点から教科学習を通して人間性や判断力、表現力を身につける教育への移行が進んでおり、その中の一つの考え方として個性を生かすということへの関心が高まっているのです。

「個性を伸ばす教育=他の学校にはない特色がある」ではない

「個性を伸ばす教育」というと、制服がない学校、定期試験がない学校、単位制の学校など、学校も個性が強く他の学校とは少し違う教育をしている、という印象が持たれがちです。確かに最近は、子どもたちの環境も多様化しており、そういった学校も増えています。しかし、そのような教育方針や指導方針でも「個性」を強く打ち出している学校だけが、個性を伸ばす教育をしている学校というわけではありません。

私立中学校というのは、指導要領の内容を組み込みながらも各学校が明確な指導方針を打ち出しています。そのため、学校として「こういう生徒を育てたい」とか「このような人材を育成する」といった卒業後のゴールを目指して指導をしているのです。この学校の打ち出しているものが子どもに合った学校、家庭として目指す将来像と合っている学校を選ぶことで子どもに合った個性を伸ばす教育を受けることができるのです。

個性を伸ばす私立中学校を見つける5つの着眼点とは?

では、「個性を伸ばす」学校を見つけるためにはどのような点に注目するとよいのでしょう。具体的に5つのポイントを紹介していきます。

面倒見の良さ・放任主義

個性を伸ばす指導の中でも最も大きな特徴となるものの一つが、子どもたちへの接し方です。「面倒見がいい」と聞くと、保護者は学校の中でも細かいところまで指導をしてもらえるということで安心感があります。それに対して「放任主義」というのは子どもたちの自主自立を促すということで個性を伸ばす教育の印象が強い反面、保護者にとっては子どもたちにゆだねられるものが多いことでの不安を感じる場面もあるでしょう。

「面倒見がいい=校則が厳しい、画一的」というイメージを持たれることがありますが、そう言い切ることはできません。教師が細かいところまで様子を見ているからといって、一つひとつに口出しをしているとは限らないためです。見守ってくれる大人がいる安心感があることでのびやかに育つことのできるタイプの子もいます。もちろん、見守る大人がいることで内にこもってしまうタイプの子もおり、そういった子にとっては放任主義の学校のほうが自分らしく過ごすことができて個性を伸ばすことができるでしょう。このように、放任主義か面倒見がいいか、というのも、子どもにとって個性を伸ばす教育に大きく影響するものの一つなのです。

人間教育

中学高校の6年間というのは心身ともに大きく成長する時期です。そのため、どの私学でも人間教育の部分には注力をしています。文化芸術に多く触れることを目標として、舞台や美術館などでの芸術鑑賞を定期的に行っていたり、交換留学など国際交流に積極的だったり、と行うものについては学校によって様々です。

そこで、子どもの好きなことや興味関心のある分野に取り組みのある学校を選ぶというのは、個性を伸ばすことにつながっていきます。小学生の間には好きなことややりたいことが見つかっていないというケースも少なくありません。そういった場合には、いろいろな学校を見学してみて、子どもが「楽しかった」とか「ここで学びたい」とかという気持ちを持てた学校を選ぶとよいでしょう。

大学附属の有無

中学入学時に将来的な進路がある程度明確にできる、という点で大学附属校はとても人気が高いです。また、内部進学制度で系列の大学に進学することができるため、受験勉強に時間を割かなくてよいというメリットもあります。もちろん、内部進学の際に希望の学部に進むためには一定の要件があるため、全く勉強しなくていいというわけではありません。しかし、一般的な大学受験に比べれば負担も軽減できますし、受験への精神的な負担も少ないです。

このように、中学高校の6年間をのびのび過ごせるという点で、部活動に力を入れたり、習い事や学生インターンなど学校外の活動に参加をしたり、といったことで学生生活を充実させることができます。好きなことに打ち込むことでの学びも個性を伸ばすことにつながっていき、内面の成長が図れるのです。

ただし、内部進学だと将来の夢や興味のある分野の学習が勉強できない場合や、大学受験があるほうがメリハリもついて学生時代に勉強に集中しやすいというタイプの子もいます。そのため、大学附属の学校に行くことが必ずしも個性を伸ばすことにつながるとは限りません。子どもの性格や将来の夢、興味関心のあることから総合的に考えてみるのが良いでしょう。

宗教教育

私立中学校の中には、キリスト教や仏教の学校があります。キリスト教系の学校だからと言ってクリスチャンしか通えないというわけではありません。建学の精神としてキリスト教があることで、週に1度礼拝があったり、ボランティア活動が行われたり、クリスマスやイースターといったキリスト教に関わるイベントが行われたりします。

宗教教育のある学校では、外国人宣教師が派遣されたり、海外の学校とのネットワークが合ったりするため、国際教育に熱心な学校も多いです。学校によっては、創立者が宗教教育に影響を受けて建学したという学校もあり、特定の宗派を学校の母体としていないのに宗教教育が行われるという学校もあります。宗教教育が行われることで学校の理念や育てていきたい生徒像がわかりやすく、子どもの個性に合った学校を見つけやすいです。

共学か男子校・女子校か

男子校や女子校のような別学の学校に通うか、共学の学校に通うか、というのも個性を伸ばすことに関わってきます。男女で切磋琢磨したり、異性の子がいることで視野が広がったりするというのが共学の特徴です。それに対して、女子校や男子校の場合には同性しかいないからこそ仲が深まりやすかったり、異性がいない分工夫して学生生活を過ごしたり、という特徴があります。異性がいると活発に活動できなかったりするタイプの子もいますし、異性の子がいるほうが自己表現しやすくなるタイプの子もいるので、子どもの性格を考えて選ぶことが望ましいでしょう。

個性を伸ばすことのできる中学校を選ぶために大切なこと

たくさんある私学の中から、個性を伸ばすことのできる学校を選ぶために、どのようなことをすればよいのでしょうか。2つのポイントを紹介しますので、ぜひ取り組んでみてください。

家族で話し合いを設ける

同じ家族だからといって、皆が同じような学校を好むとは限りません。中には両親でも希望する学校のタイプが異なるというケースもあります。そこで、子どもも交えて家族でどのような学校が合っているか、個性を伸ばすことができるか、ということを定期的に話しておくようにしましょう。

受験をすると決めていても、小学生のうちは子どもたちもまだまだ幼いです。受験がどういうものか、進学先の中学でどのような学びがあるか、ということは少しずつ理解が進んでいくようになっていくものですし、勉強しているうちにどんどんと変わっていきます。子ども自身が「どういう学校に行きたいか」という明確な意見を持ち始めるようになってくるまでにも時間がかかるものです。そこで、定期的に話し合いの機会を設け、どのような学校を目指していくかを相談するようにしましょう。

子どもたちも自分の生きたいと思える学校が志望校になれば受験へのモチベーションも高くなります。逆に保護者が決めた学校に行く、というような受け身な受験となればやる気も上がらず受験勉強に身が入らないケースも多いです。話し合いをして子どもに合った学校、行きたいと思える学校を目指すようにすることは、つらい受験期間を盛り上げていくためにも大切なことになります。

学校見学をする

両親が通っていた学校とか、知り合いが通っていた学校、とかというと、その学校の情報もリアルに伝わってきて、志望校となりやすい傾向があります。しかし、実際の様子を目にするのと、話で聞くのとはやはり違うものです。学校見学や説明会に参加することで、より深く学校のことを知ることができ、子どもに合っているか、個性を伸ばすことができるか、ということが判断しやすくなります。

学校見学に行くと、生徒の様子から子どもたちもどのような学校なのか、この学校に通うとどういう将来があるのか、ということがイメージしやすいです。「頑張ってこの学校に通いたい」「自分も文化祭でこういう出しものをしたい」といった明確な目標を持ちやすく、受験勉強を頑張ろうという気持ちも高まります。

まとめ

今回は子どもの個性を伸ばす私立中学の特徴と、学校探しの際に注目すべき点について紹介をしました。個性を伸ばす私学と聞くと、特別な教育をしている学校の印象が強いです。しかし、実際にはそのようなことはありません。私学は建学の精神がしっかりとあり、どのような生徒を育てていきたいかということが明確であり、家庭の方針や子どものタイプに合った学校を選ぶことで個性を伸ばすことができます。

子どもに合った学校を見つけるためには、どのような学校に通いたいかを家族でよく話し合うこと、志望校の見学をすることがとても重要です。丁寧に話し合いや学校見学を進め、多感な時期である6年間に個性を伸ばせる学校を見つけましょう。

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