中学受験は通信教育だけでも合格できる?活用方法から選び方まで

様々な中学受験希望者のニーズに応えるため、最近ではどんどん中学受験の塾や家庭教師の種類が増えています。中でも特に種類が増えているのが通信教育です。コロナ禍も影響し、外に出ることなく自宅で受験対策ができればと検討する家庭が増えています。今までは学校内容の復習がメインの通信教育が多かったですが、最近では中学受験対策の講座も増えています。

通信講座の種類が増えてくると、ニーズに合ったものが見つけられるようになるというメリットの反面、どの通信教育を選べば良いかわからないという悩みが出てくるものです。同じ通信講座でも内容には違いがあります。そこで、利用する前にきちんと違いを比較検討し、選び取ることが大切です。

そこで今回は中学受験の勉強を通信教育で乗り切ることができるのかどうか、そしてどのような教材を選べばよいのかを紹介していきます。今まで塾に通っていたけれども思うような成果が出ていない人、これから通信教育で中学受験の対策をしようと検討している人はぜひ参考にしてみてください。

目次

通信教育だけで中学受験は可能なのか

そもそも塾に通わず通信教育だけで中学受験を志すのは可能なのでしょうか。通信教育で中学受験を行うために必要な要素を紹介していきます。

通信教育で中学受験をすることは不可能ではない

中学受験を独学で進めたり、保護者が指導したりして乗り越えるという家庭は一定数います。実際にそのような取り組みで受験に成功し、第一志望の学校に通っているという子たちもいます。そのため、通信教育で中学受験の勉強をするということ自体は決して不可能なことではありません。しかし、乗り越えるにはいくつかの注意点があります。

子ども自身が中学受験をする自覚を持つ

どれだけ良い教材を用意しても、受験勉強をする子ども自身にやる気がなければ結果は出ません。通信教育となれば、自分でスケジュールを立てて授業内容を進める必要も出てきます。そこで、子ども自身がきちんと受験をしたい、志望校に合格したいという気持ちを持つこと、そしてそのために勉強時間を取ることを嫌がらないということが大切です。

わからない問題への対応

中学受験の内容というのは、学校の指導内容よりも格段に難易度が上がります。なおかつ、中学受験の算数では、数学の方程式を使わず独特の解き方を求められます。そのため、わからない問題が出てきたときに、保護者が対応するとなると」中学受験内容の問題の解き方を理解しておくことが必要です。

わからない問題が出てきたとき、子どもたちにどのような形で問題演習をさせて理解をさせていくのか、保護者が介入して解決をしていくのか、といったルールは明確にしておくようにしましょう。きちんとルールが決まっていないと、わからない問題は放置してそのままになる可能性があります。

志望校対策の取り組み方

中学受験というのは、学校ごとに志望校対策をしなければなりません。学校によって過去問の出題傾向が違うので、過去問演習をして学校ごとの対策が必要です。しかし、通信教材では学校対策の問題演習や過去問演習については取り扱いがありません。そこで、個人的に学習を進める必要が出てきます。

そこで、保護者が子どもと一緒にスケジュールを立てて過去問演習を進めるとともに、わからない問題についてはどのように解きなおしをして理解していくかということまで考えて置かなければなりません。受験前はやることも多くなるので、早いうちから具体的な対策を行い、わからなかった問題や得点の伸びなかった回次については復習をして理解をしていく段取りを考えておくようにしましょう。

中学受験での通信教育の活用方法

では、中学受験を通信教育を中心に進めると決めたら、どのように活用していけばよいのでしょうか。活用にあたってのコツを紹介していきます。

毎週のスケジュールを決めて取り組む

中学受験向けの通信教育教材は、多くが毎週のカリキュラムが設定されています。カリキュラムの動画を視聴し、その単元の演習問題を解くのが基本的な流れです。4教科となると動画も問題演習もボリュームがあり、計画を立てて進めておかないと大幅な遅れが出てしまいます。そこで、毎週のスケジュールを決めて、いつ何をするかというのを明確にしておきましょう。

自分の予定に合わせ、やりたいときにできるのが通信教育のメリットです。しかし、小学生にとって自分のペースで取り組めるという状況は、さぼってしまう可能性も高くなります。友達と遊ぶことや、テレビやゲームを優先してしまうことも少なくありません。保護者としても勉強をしたかどうかを毎回口頭で確認するのは面倒ですし、もめ事を増やす原因にもなります。そこで、塾に通うのと同じような形で、何曜日には何をするかというスケジュールを決めて取り組むようにしておくと良いのです。

内容の理解度の確認

ただ動画を見るだけ、問題集を解くだけ、という状態では学習内容は身に付きません。そこで、学習内容の理解度はきちんと確認しておく必要があります。完全に子どもに任せっきりにするのではなく、管理画面で動画の視聴状況や問題演習状況を確認するとともに、別途問題集などを活用して理解度を確認しておきましょう。

外部模試を活用するのも有効です。特に家庭学習を進めていると周りのライバルと出会う機会もないですし、自分がどのくらいの理解度なのかということも見えてきません。また、外部模試があることで、スケジュール通りにカリキュラムをこなそうという気持ちも持ちやすくなります。成績表で客観的に学習内容の理解度を確認することで、補強すべき弱点も明確になるので、戦略が立てやすくなります。

状況次第で家庭教師や塾の併用を検討する

通信教育の教材で中学受験をすると決めたからといって、それ以外のものに取り組んではいけないというルールはありません。人によって向き不向きもあります。そこで、もしも通信教育の教材だけでは理解ができないものが出てきたり、毎週うまく勉強が進められなかったりする場合には、家庭教師や塾を併用することも検討していきましょう。

通信教育だけで受験をするとなると、保護者がわからないところの解説をしたり、進捗状況や理解度を確認したりして進めることは不可欠です。しかし、保護者も仕事や家庭のことがあると忙しく、まとまった時間をとって管理をすることはかなりの負担がかかります。思いのほか説明に時間がかかったり、子どもが内容を理解できていなかったりする場合には、早いうちに対策を講じるようにしましょう。無理に毎週時間を作ってこなそうとしても課題がどんどん蓄積されていくと、内容が追い付かなくなってしまいます。家族だけで解決するのが難しいようなら、家庭教師や塾に早めに頼ることが賢明です。

特に家庭教師や塾の個別指導なら、通信教育の教材を基本にしてわからないところの質問や演習をしてもらうということもできます。もちろん通信教材の内容が理解できないから、塾に切り替えて授業を受けて内容を理解していくように方法を切り替えていくことも問題ありません。一度通信教材で受験すると決めたら最後まで無理にやり通そうとするのではなく、柔軟に対応し、子どもにとってベストな勉強方法を見つけていくようにしましょう。

中学受験における通信教材の選び方

通信教育も種類が増えており、どれを選べばいいか迷うものです。そこで、たくさんある通信教育の教材の中から条件に合うものを選ぶための方法を紹介していきます。

対象学年で選ぶ

一般的な中学受験の勉強は4年生から始まります。そのため、通信教育を4年生から始めるという家庭もあれば、下地づくりのために3年生から始めるという家庭もあります。各社対象年齢には差があり、小学校3年生からスタートするところもあれば、小学校4年生までしか教材がないという場合もあるので、スタートする際に対象年齢の確認をするようにしましょう。

ただし、一度始めたらその教材で受験までずっと続けなければならないわけではありません。そこで、小学校低学年のうちはAの教材に取り組み、小学校5年生からBの教材に移行するという形をとるのも一つの方法です。スタートする時期に応じて教材を使い分ける方法をとれば、選択肢も広がります。

学習タイプで選ぶ

通信教育とひとことでいっても、教材の学習タイプも違います。映像授業を見る教材が用意されているタイプのものもあれば、紙媒体で届いた教材に取り組んで提出し添削してもらうというタイプのものもあります。動画配信やオンラインでの教材はリアルタイムでやり取りできるのがメリットですが、それに対して紙媒体はやり取りに時間がかかるというのがデメリットです。しかし、紙媒体の場合には、添削された課題が届くことでモチベーションが上がりやすいというメリットがあります。

子どもによってどのタイプでの学習があっているかというのは違うものです。学習状況や勉強の理解の状況によっても適切な教材は変わってきます。保護者が勝手に決めるのではなく、子どものタイプを考えながらいくつかの選択肢を提案し、子ども自身に最終的な選択をさせるようにしましょう。子ども自身が選択することで当事者意識を持ち責任もって取り組むことができるようになります。

教材レベルで選ぶ

通信教材によってレベルには差があります。学校内容をメインとしたものもありますし、中学受験でも難関校向けの内容を取り扱っているものもあるので、学習状況に応じて適切な教材を選ぶことが可能です。ただし、難関校を志望していたとしても、通信教育を始めたときから難関校向けの教材に取り組めるとは限りません。まずは基礎作りをしたうえで、レベルアップをすることが望ましいです。そこで、難関校を目指す場合にも、最初は学校内容を中心としたもの~取り組み、理解ができたところで難関校対策の教材に移行することも検討してみましょう。

価格帯やサービス内容

いくら良い教材でも続けられなければ意味がありません。中学受験というのは小学校4年生から3年近く取り組むことになります。そのため、3年間続けられる価格帯のものを選ぶことが大切です。また、通信教育だけで中学受験の勉強が必ずしも完結するとは限りません。苦手科目がある場合には、別途教材を追加することもありますし、塾や家庭教師を利用することもあります。他にも6年制になれば過去問演習のために過去問を購入することになりますし、定期的に外部模試の受験も必要です。このように、小学校6年生までの一通りの流れを考え、支払う金額のシミュレーションをしたうえで、無理なく続けられる教材を選ぶことが大切です。

また、サービス内容も各教材で違います。紙媒体の教材の場合には添削されたものがどのくらいのペースで返却されるかも違いますし、配信タイプの教材の場合にはオンラインで質問を受けてもらえるものもあります。また、こういったサービスを利用する場合に無料のものだけでなく有料の場合もある点も確認が必要です。サービスの内容と、かかるコストについても契約する前にきちんと確認しておきましょう。

中学受験 社会の自習教材はスタディアップを

通信教育でなかなか社会の成績が伸びない場合や、暗記事項が頭に入らない場合にはスタディアップの教材を併用することをおすすめします。 日本唯一の中学受験社会の専門塾であるスタディアップの教材は、重要事項がコンパクトにわかりやすくまとめてあります。そのため、通信教育の教材と並行して進めても無理なく取り組むことができます。

覚えるべき内容を整理して、社会の知識の基礎づくりをしたい場合には「コンプリートマスター」を使ってみましょう。CD教材なので、授業を受けているような形で中学受験で頻出のポイントを復習することができます。重要事項をまとめた付属のテキストで復習すれば、社会の基礎部分を短時間で確実に完成させることが可能です。

弊社教材のコンプリートマスターシリーズは、塾で授業を受ける以上のクオリティとなっておりますので、むしろこれを通塾だとお考え下さい。その上で、基本的な学習の進め方は、下記のサイトにそのまま記載してあります。

●小学4年生(地理編)
https://www.studyup.jp/gakunen/fourth.html

  • コンプリートマスター地理 (中心教材)
  • プラチナインプット (中心教材)
  • フラッシュカード地理
  • プラチナアウトプット地理 (中心教材)

をお勧めしています。

まとめ

今回は中学受験をするにあたり、通信教育だけで合格できるかどうかについて考えました。通信教材だけで中学受験に臨むことは可能です。しかし、毎週のカリキュラムをこなして、なおかつ理解していくためには、受験生本人が高いモチベーションを維持する必要がありますし、保護者のサポートも欠かせません。教材選び、教材の進め方についてよく考えて取り組むことが大切です。

また、社会の学習については通信教材では理解ができない場合や、なかなか知識が身につかない場合には、スタディアップの教材を併用することをおすすめします。コンパクトに知識がまとめられており、基礎固めから応用内容まで短時間で身につけることができます。

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