中学受験 暗記のコツ〜社会・理科・漢字など暗記全般に活かせる〜

中学受験では、たくさんのことを暗記する必要があります。中には暗記するのが苦手という子もいるでしょう。中学受験で覚えることは膨大であり、なおかつ難しい内容も多くあるため、暗記することが苦手ではない子にとっても苦労する場面があります。できるだけ早く正確に覚えるためにはコツを身につけることが大切です。

暗記のコツというのは教えたからといってその日にすぐ身につけられるものではありません。何度も取り組む中で習得できるものです。そして、人によって合う・合わないもあります。そこで様々な方法に取り組んで、自分なりの暗記方法を習得することが大切です。

今回は、中学受験での暗記のコツを紹介していきます。受験生は取り組むことも多いですし忙しいです。覚え方のコツを少しでも早く身につけて、覚えるべき単語をスムーズに覚えていく方法を習得していきましょう。

目次

中学受験の暗記には3つのパターンがある

まず、暗記には3つのパターンがあることを知りましょう。ただやみくもに覚えるのではなく、どのパターンで暗記をすればいいかを考え取り組んでいくことで、暗記のペースが上がり、なおかつ忘れにくくなります。

因果関係で覚える

社会の知識でよく出てくるパターンですが、覚えるべき単語をただ覚えても、その内容を理解していないと問題に答えることができません。例えば、歴史の中で「大化の改新」という出来事が出てきます。ここで、ただ「大化の改新」という言葉を正しく書けるようになるだけでは、いつ答えとして書くべきなのかがわからないのです。「誰が起こしたのか」「何のために起こしたのか」「結果としてどうなったのか」といった因果関係まで理解することで、問題に答えることができるようになります。

因果関係まで理解しなければならないとなると、覚えることが増えて大変だと思うかもしれません。しかし、実際には因果関係を理解することで覚えやすくなるものも多いですし、覚えた知識が抜けにくくなります。そのため、因果関係まで確認して覚えることによって、覚えなおしの手間が省け、覚えた内容が得点にも反映されるようになるので、結果的には多少の手間をかけても効率的なのです。

連想関係で覚える

ものごとのつながりを確認するのは因果関係だけではありません。連想関係も必要になります。連想関係というのは、連想ゲームのように、AならBであり、Cであるというつながりのことです。具体的には、地理で出てくる「促成栽培」を覚えるときに、促成栽培は早く出荷すること→温暖な気候で早く収穫ができる→宮崎平野・高知平野、というように、覚えるべきキーワードをつなげていくことで問題を解けるようにしていきます。このように連想関係ができることにより、一つの言葉に対して、様々な面から問題に応えられるようになり、なおかつつながりで覚えることで忘れにくくすることができるのです。

階層関係で覚える

階層関係というのはベン図のようにカテゴリー分けをしていく作業を指します。覚えるべきキーワードを箱に仕分けしていく様子をイメージするとわかりやすいでしょう。例えば、江戸時代の暗記事項を確認する際、一番大きなカテゴリーが「江戸時代」とすると、その中に覚えるべきことは「文化」や「政策」「一揆」「改革」「人物」といった項目があります。このように項目に分けて整理をすることで、記憶をしやすくしていく方法です。

この方法のメリットは、覚えた内容の整理ができるだけでなく、数での確認ができるというところにもあります。例えば、江戸時代の改革として「江戸の三大改革」が有名です。項目の名前にある通り、江戸時代で覚えるべき大きな改革が3つある、ということが確認できるので覚えるときには3つセットで覚えますし、3つあるということが思い出すときのヒントになります。

中学受験では暗記のパターンの整理が大切

暗記には3つの方法がある、と聞いただけでは暗記ができるようにはなりません。暗記の3つのパターンへの仕分け作業が大切です。具体的にどのような作業をすると暗記のパターンを整理することができるのでしょう。整理するまでの流れを説明していきます。

まずは覚えるべき内容を確認する

覚えるべき内容が何かを確認しなければ話は始まりません。塾の授業を受けたり、自分で教科書を読んだりして内容を確認していきます。そこで、早速暗記をしようと思っても物事は頭に入ってきません。まずは内容を読んで理解することを目的にしましょう。授業を受けたり教科書を読んだりしているときに、同時並行で覚える準備作業をしていると、内容の理解もできなくなってしまいます。内容の確認だけに集中することが大切です。

分類をしていく

覚えるべき内容の確認ができたら暗記をするための分類作業をしていきます。先ほど紹介した3つのパターンのどれに当てはまるのかを考えていくのです。

例えば、世界遺産を覚えるなら、まずは文化遺産と自然遺産の2種類があることを確認します。その後、それぞれを覚えていくのですが、そのままだと覚えるのが大変です。そこで、自分なりに覚えやすい方法で分類をして覚えるようにしましょう。例えば、地方ごとにまとめて覚えるようにしたり、登録順に並べて初期、中期、後期というカテゴリー分けをして覚えたり、複数の登録のある都道府県から覚えるようにしたり、といった方法があります。度の方法を選んで覚えるかは自分の判断で構いません。いくつかの分類をしてみて、覚えやすい方法を選んで覚えていくようにしましょう。

覚えた内容をまとめてみる

覚えるための分類作業をする際、ただ頭の中で整理をしていると混乱することもあります。そこで、覚えた内容を紙に書き出してまとめてみましょう。まとめることで頭の整理ができますし、漢字の確認作業もできます。

例えば、理科の指示薬を覚える際には一覧表にまとめると覚えた内容がわかりやすいです。縦軸にBTB液などの指示薬の種類、横軸に酸性、中性、アルカリ性、と書けばマスの中に何色になるかを書き入れて一覧表にまとめることができます。問題を解くときにも一覧表を書いて解けば解きやすいですし、表で覚えることで忘れにくいです。まとめる作業をすることで暗記の仕上げができます。

覚えられないものや苦手なものはまとめておく

暗記というとまとめノートを作ったり、単語カードを作ったりするイメージがあるかもしれません。確かに有効な手法ですが、すべての内容をノートにまとめたり単語カードに書くのは大変です。また、覚えたものを再度確認するのも時間の無駄になります。受験生は毎日やることもたくさんありますから、少しでも効率的に進めるためにも、覚えていないものや苦手なものだけをピックアップしてまとめておくことが大切です。

まとめておくものはノートでも単語カードでもどちらでも構いません。科目や内容によって使い分けてもよいでしょう。単語カードはコンパクトで持ち運びに便利ですが、紙のスペースが少ないので書く内容が多くなると入りきりません。そこで、年号のような少ない文字数で書けるものは単語カード、一覧表のようなスペースが必要なものはノートにまとめておくと確認がしやすいです。特に覚えられないものや、覚える期限のあるものなどは紙に書いて目につくところに貼っておくのもよいでしょう。

なお、中学受験の社会をカード形式で覚えておきたいのであれば、フラッシュカードがおすすめです。

自分の暗記ルールをできるだけ早く知ることが大切

暗記の作業をしていると、自分が得意なパターンと苦手なパターン、確認の頻度など、自分のルールが見えてきます。例えば「3大急流」のような3という数でまとめたものが覚えやすい人もいれば、連想関係をつかむことで覚えやすくなるという人もいます。これは人によって違うものであり、暗記の経験を積むことで自分の得意パターンがわかるようになるものです。一日暗記をしたくらいでは得意パターンを理解することはできません。そのため繰り返しながら自分の得意パターンを理解して、そのパターンに落とし込んで覚えることを心がけていくと、覚えるスピードも上がり、さらには忘れにくくなります。

また、覚えるために確認が必要な回数も人によって様々です。一度まとめの作業までしたらほとんど頭に入って抜けない、という人もいれば、繰り返さないと頭に入らないという人もいます。さらには、漢字は一度で覚えられるけれども、社会の暗記は苦手で繰り返さなければならないという人もいます。そこで、暗記を繰り返す中で自分には復習が何回必要なのかを確認しておきましょう。繰り返す方法も、人によって取るべき方法は様々です。すべての確認が必要なのか、一度テストをして覚えられなかったものだけ復習すればよいのか、というのも違います。繰り返していく中でどのパターンが自分には合っているかを知れば、無駄な作業をしなくて済むようになります。

始めのうちは何度も繰り返さなければならなかったり、すべてを確認しなければならなくて、覚えるのに膨大な時間を要することも少なくありません。しかし繰り返していくうちに記憶力も上がりますし、自分のパターンがわかることで作業時間を減らすことができるようになります。面倒がらずに丁寧な暗記を心がけて取り組むことが大切です。

社会の暗記で困ったらスタディアップの教材を

繰り返すことが大切、自分のパターンを知ることが大切、とは言っても、人によっては何度繰り返しても覚えられない、コツが見えてこないということもあるでしょう。社会の暗記のコツがわからない、というときにはスタディアップの教材を活用することをおすすめします。

コンプリートマスター」は塾で習う中学受験の社会を13時間にまとめたCD教材です。入試に出るポイントがまとめられているので、CDを聴いてテキストを確認することで塾で習った内容を整理することができます。CDの授業内では暗記のためのコツも紹介しているので、頭の中の整理もしやすい教材になっています。

まとめ

今回は中学受験の中で暗記をするためのコツについて紹介しました。やみくもに書いたり読んだりしているだけでは暗記はできません。紹介した方法をもとに整理して覚えていくようにしましょう。慣れるまでは整理の作業も時間がかかりますが、要領が理解できればスムーズに進められるようになります。

中学受験において社会の暗記が苦手な場合にはスタディアップの教材を活用することがおすすめです。中でもコンプリートマスターは受験内容の社会が短時間にまとめられているので、短時間で授業内容の整理ができます。CD教材なので反復して聴くこともできますし、空き時間を有効利用して勉強できるという点でも効果が高いです。

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