大事なのは復習!中学受験で成績アップできる効果的な勉強法

自分のお子様の成績や点数がなかなか伸びないそんな風に思っていませんか?塾の授業も毎回休まずに受けて、学校の宿題も毎回忘れずにやっているけど、テストになるとさっぱり綺麗に忘れているなんてこと多々あると思います。

こんな風に勉強の割には期待しているほどの成績が出ていないのであればお子様の勉強法を今一度見直す必要があります。中学受験において成績がなかなか伸びないのは、お子さまの地頭が悪い、センスがないからではなく、勉強方法、やり方が間違っているからです。

そこでこの記事では、中学受験で成績アップできる効果的な勉強法について解説します。今回紹介する勉強法を実践することで、今よりも間違いなく成績は向上するでしょう。

目次

中学受験の勉強法の中で一番大切なのは復習

中学受験の勉強法で一番大事なことは、復習をすることです。そして、習ったことを自分の知識にして、その知識をベースにして解ける問題を一問でも増やすことです。復習を徹底的に行い、解ける問題を増やしていくという過程をおそろかにして成績アップすることは不可能です。

あなたのお子様は宿題をやってもやりっぱなし、塾で授業を受けても受けっぱなしの勉強法になっていませんか?こういった方法ではせっかくの勉強時間が無駄になってしまいます。

取捨選択して効果的に復習する勉強法

復習すべき問題は人によって違います。偏差値の高いお子様は、自分の足りないところを重点的に復習する癖、勉強法が自然と身についています。逆に偏差値が伸びない子は、自分の得意な教科やとりあえず何となく不安なところを勉強しているのです。

下の画像をご覧ください。

効率的な勉強法 A君とB君の違い


A君とB君がいます。A君は算数は得意ですが国語と社会が苦手なようです。逆にB君は国語と社会が得意ですが算数が苦手なようです。このケースの場合、A君が勉強すべき教科は国語と社会です。B君が勉強すべき教科は算数です。これを見て当たり前だと思った人がいるかもしれませんが、この当たり前の事すらできてない受験生が非常に多いのです。

模試やテストで、ライバルと比べて点数や偏差値が低かったから、ライバルに負けないためにもその教科を勉強するというような方法で、復習する教科や内容を決めている人が多いです。

もちろんそれも大事なことですが、一番大事なことは、自分が4教科の中でどの教科が一番できていない、点数が取れていないか分析して、復習する教科を決めることです。

また、志望校によって4教科の比重も変わってきますので、その点も考慮する必要があります。さらに暗記教科である社会と理科は短期間で伸びますが、国語と算数は短期間ではなかなか伸びにくい教科です。こういった色々なことを考慮して今自分がやるべき教科を選択してその教科を重点的に復習していく勉強法にしてください。

そして分析する際は、お父さん、お母さんも一緒になって分析し、模試やテスト結果から普段の学習方法の改善をしていくことをお勧めします。

なお、4教科の中でも社会が偏差値50未満の方、社会が苦手な子は、スタディアップ教材もぜひご検討下さい。

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中学受験で効果的な勉強法

問題を4種類に仕分けして復習する

中学受験では、4教科それぞれに相当な学習範囲があるため、単に復習をするといってもただがむしゃらに復習をすればいいというわけではありません。復習すべき問題としなくていい問題に分けることで効率よく復習することができます。そこでおすすめの仕分けの仕方は下記の通りです。

  • 人に説明できるぐらい完璧に理解できた問題は◎
  • 人に説明できるかは不安だけど理解できた問題は〇
  • 間違えたけど、解説を読んだら理解できた問題は△
  • 解説を読んでも理解できない問題には×


このようにして問題を解く中で印をつけていきます。◎の付いた問題は復習する必要はすでに出来る問題のため、復習する必要はありません。〇と△を復習して◎にしていけばいいのです。

×の問題はいったん後回しにして、△の問題が一通り復習し終えたら復習してください。一つの問題集が全て◎にできたらお子様の成績が上がること間違いなしです。

セルフレクチャー勉強法

この勉強法はあまり聞いたことがないかもしれませんが、簡単に言うと前に誰かがいると仮定してその人に対して問題の解説を口頭で行う勉強法です。先程の仕分けした問題を復習する際に紙に書いて問題を解くのではなく、問題の解説を自分の言葉で相手に伝えるということをします。

自分の言葉で相手に伝えることができたらあなたはその問題を完璧に理解できていると言えます。反対に自分の言葉で説明できなければ、理解できていないということになるので、もう一度解説を見て確認しましょう。

この復習方法は一人で行うことになるため、親がお子様の解説を聞いてあげるのもいいと思います。そして、間違っている点があれば指摘してあげてください。

どの教科を集中的に勉強するのが効果的か

中学受験勉強を始めていく中で、好きな教科と嫌いな教科が分かってくると思います。しかし好きな教科だからといって得意な教科というわけではないのです。反対に嫌いな教科だからといって苦手な教科というわけではないのです。

効率的な勉強法 好きな科目と得意な科目について


嫌いで苦手な教科は勉強しなければいけないと強く思うのですが、好きだけど苦手な教科は、興味のある単元ばかりにエネルギーをそそいだりしがちになります。例えば社会であれば、戦国時代だけの知識があり、歴史自体は大好きなのですが、近代史はほとんど暗記しておらず、社会が得点源になっていないというパターンです。しかしこのケースでも、歴史を得意だと思っていることが多いのです。

中学受験の場合、4教科の中でもそれぞれの教科ごとに様々な分野、単元に分かれています。ですので、まずは模試やテストの結果を見て、教科ごとにやるべきことを分析していきましょう。

間違えた原因を分析する

中学受験で復習をしていても成績が伸びてこない原因の一つに、間違えた原因を分析していないことが挙げられます。

復習をする際に解説を見て、その解説を理解して「なるほどな、よくわかった」ではダメなのです。解説を見て自分がどうしてその問題を間違えてしまったのか、どこからどこまで自分の考え方があっていたのか、とことん間違えた理由を追求するようにしましょう。

また、正解していた問題には関しても、たまたま合っていたのではなく本当に理解できて回答できたのか確認するようにしましょう。理由を分析して、次の問題で失敗しないようにするこのプロセスこそが勉強の本質であり最も大切なことです。

目先の点数や偏差値に惑わされず、1問1問に対してこのプロセスを行うことが、成績アップに繋がる最短ルートなのです。

勉強時間の当たり前の基準を高く持つ

単純に偏差値50以下のお子様は、そもそも勉強時間が圧倒的に少ないことが多いです。やはり、成績の良い子と比べると確実に勉強時間が少ないです。さらに、成績が伸びない子は勉強量の当たり前のラインが低い傾向にあります。

中学受験の社会の授業をしていて、「社会の勉強は普段からいっぱいしている」といってくれる子がいます。そこでいつも私は「1日何時間ぐらい勉強したの?」と聞きます。そうすると、その返答が成績の良い子とそうでない子では、大きく変わってくるのです。

成績の良い受験生は塾のない日で1日3~5時間と言いますが、成績の伸びない受験生は3時間未満と返答がくることがほとんどです。もちろん、勉強時間=成績の良さとは言いませんが、成績の良い受験生は基本的な勉強時間が多い傾向にあります。ですので、質の高い、効率的な勉強時間を増やすことは、成績アップにつながります。

復習に取り組む時間を増やすための勉強法

寝る前と朝起きた後に勉強をする

朝起きた後や、寝る前は、とてもリラックスしていると思います。ゲームや遊びなど色々なことを考えていないと思いますので、勉強のことを考える良い時間なのです。

しかし、ノートと参考書を広げて勉強をするのはハードルが高いので、親が子供に口頭で問題を出す程度の勉強をするのがいいでしょう。勉強する時間は最初のうちは5分程度で大丈夫です。

少しでもいいので日々の勉強時間を増やす意味ではとても有効な方法だと思います。慣れてきたら10分、15分と増やしていけばより勉強時間を確保できます。

ゲームやYouTubeの時間を決めておく

勉強をしない子には、学習時間が増えない大きな原因としてゲームやYouTubeといった勉強を妨げる遊びに時間を費やしてい待っているケースもあります。こういったコンテンツは、ついつい2、3時間連続してやってしまうことは多々あります。

教育方針にもよると思いますが、もしもゲームやYouTubeをする時間も息抜きとして認めているご家庭でしたら、お子様と一緒にあらかじめその時間を決めておきましょう。あらかじめ決めておくことで、遊びと勉強の時間にメリハリがつき、勉強時間を確保することができます。

何時間も続けて勉強をしない

何時間も続けて勉強しないことがどうして勉強時間が増えることにつながるのか疑問を持った方がいるかもしれません。これは、小学生のお子様は何時間も集中力は続きません。張り切って勉強をしたとしてもおそらく2、3日持つかどうかでしょう。

中学受験において重要なのは、勉強を毎日継続して行うことです。毎日続けることで、結果的にご家庭での勉強時間が大きく増えていきます。

何分勉強したら何分休憩すると具体的に時間を決め、家庭学習での勉強に取り組むようにしましょう。ストップウオッチやアラームなどを使って、細かく時間管理をするのも非常におすすめです。

まとめ

今まで成績がアップしない、偏差値が上がりにくいヒントになったではないでしょうか?中学受験生の中には、ちゃんとした勉強法ができていないせいで成績アップができないというお子さんもいらっしゃいます。

お伝えした内容を踏まえた上で、復習を中心とした勉強方法に取り組んでいけば成績アップにきっと繋がるはずです。最後までご覧いただきありがとうございました。この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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