中学受験の公民を単元別に徹底解説!公民が苦手なお子様に各単元を分かりやすく紹介

中学受験 公民

「公民が本当に苦手でなかなかいい点数が取れない」「どうやったら公民が得意になれる?」など公民に対して苦手意識を持っているお子さんも多いでしょう。

そこでこの記事では、中学受験業界を熟知した中学受験アンサー編集部が、中学受験の公民を徹底解説していきます。日本国憲法の三大原則(国民主権・基本的人権の尊重・平和主義)や国会、内閣、日本の財政など単元別にご紹介していきますので、公民が苦手なお子さんは是非参考にしてください。

先に結論!公民を苦手から最速で得意にしたい方へ

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目次

中学受験 公民 日本国憲法

中学受験での受験科目である社会、特に公民の分野においては日本国憲法に関する出題も多く見られます。日本国憲法を見ていく上での重要ポイントは、まず日本国憲法の三大原則(国民主権・基本的人権の尊重・平和主義)をしっかり理解することになります。日本国憲法がどのように機能しているか、国家の仕組みがどのようになされているかなどをきちんと理解することが大切です。国の政治の仕組みなどの知識をしっかり身につけておくといいでしょう。

政治関連問題として、日本国憲法の出題の可能性が高くなっているので、合わせて国会と内閣の関係、地方自治、国際連合などにつても学習しておくといいでしょう。日本国憲法の第2章の第9条「戦争の放棄」に関する条文は非常に大事ですので、しっかり覚えていく必要があります。

日本国憲法が公布された年月日。日本国憲法が施行された年月日。現在の国民の休日についてなども大事です。まずは基本的な部分をしっかり覚えて、重要ポイントを把握しましょう。

中学受験 公民 国民主権

三大原則とは国民主権・基本的人権の尊重・平和主義になりますが、まずは「国民主権」についてふれてみたいと思います。国民主権の意味は、「国の政治の在り方を最終的に決することのできる力又は権威が国民にある」というところにあります。つまり、国の政治や方針の最終決定権は国民にあるということになります。このことは、日本国憲法の第1条に書かれています。しっかり覚えておくようにしましょう。

したがって国民主権の「主権」とは、「国の政治の在り方の最終的に決することのできる力又は権威」という意味になります。中学受験では、公民に関しては日本国憲法の範囲を基本に出題されることが多いため、しっかり学習しておく必要があるでしょう。自分なりにまとめて整理してみてください。

中学受験 公民 基本的人権の尊重

次に基本的人権の尊重になります。基本的人権の尊重は、日本国憲法の三大原則(国民主権・基本的人権の尊重・平和主義)のひとつであり、日本国憲法の柱のひとつともいえるでしょう。基本的人権の尊重とは、人間として当然の権利であり、国家といえどもそれを侵すことはできない。という意味です。自由に生きる権利(自由権)、平等の権利(平等権)、人間らしく生きる権利(社会権)などがあげられます。

中学受験では日本国憲法からの出題も多いので、社会の公民分野の勉強をする際は、この日本国憲法の三大原則を中心にしっかり学習しておきましょう。自由に生きる権利の中でいわれている、身体の自由・精神の自由・経済活動の自由も非常に大事なことなので、しっかり覚えておくといいですね。

日本国憲法は基本的人権について30か条にもわたり書かれています。それだけ、この基本的人権ということを重視しているとうことです。基本的なことをおさえるのはもちろん、細かい部分までしっかり学習しておくといいでしょう。

中学受験 公民 新しい人権

日本国憲法の三大原則でもある「基本的人権の尊重」ですが、このなかでいわれている人権の他に「新しい人権」というものがあります。この新しい人権は、社会の変化とともに、さらに認めなければならない人権が出てきてということになります。

新しい人権とは、環境権・知る権利・プライバシーの権利などがあげられます。他に日照権というものもあげられますが、環境権と一緒に考える場合が多いです。

生きていくうえで暮らしやすい環境で生活を営むことが出来ること。国などの持つ情報の公開を求めることができること。自分の知られたくない情報はみだりに公開されないこと。このようなことが新しい人権には含まれてくると思います。

社会の成長、様々な変化の中でこのような新しい権利が生まれてきたと思われます。基本的人権と合わせて、この新しい人権も覚えておく必要があるでしょう。中学受験で出題される社会の問題の中で、公民の分野は日本国憲法の理解がとても大事になります。きちんと内容を把握しておく必要がありますね。重要ポイントをしっかりおさえておきくようにしましょう。

中学受験 公民 平和主義

日本国憲法の三大原則のひとつである「平和主義」は、憲法第9条に書かれています。日本国憲法においての平和主義は、政府の行為によって戦争が起こることのないようにする。ということです。つまり戦争放棄ということになりますが、ここで問題になってくるのが、自衛戦争も放棄しているのかどうかということです。

日本には自衛隊が存在します。日本国憲法での戦争放棄とは、自衛戦争を含むのか含まないのか、という部分が今後も大きな重要ポイントになってくるでしょう。

いずれにしても、日本国憲法第9条の平和主義(戦争放棄)についての文章は、非常に重要な文章ですので、しっかしと覚えるようにして下さい。中学受験の社会科で、公民の分野では、日本国憲法についての出題が多い傾向にあります。

平和主義とは、政治的なものも強く、非常に捉えにくい問題ではありますが、基本的なことはおさえておくといいですね、あわせて日本国憲法の三大原則、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義は、しっかり覚えるようにしましょう。

中学受験 公民 国会

中学受験の社会の科目で、きちんと把握しておきたいのが、国会の役割です。国会とはどのようなしくみで成り立っているのでしょうか。そこで重要になってくるのが三権分立です。立法権・行政権・司法権をきちんと覚えておきましょう。

それぞれ、国会・内閣・裁判所の持っている権利です。この三つの権利の関係がとても大事です。国会と内閣の関係。それは、国会は内閣に対して内閣総理大臣指名、内閣不信任案の決議という権利があります。国会と裁判所の関係は、弾劾裁判所の設置ということがあげられるでしょう。

また国会は二院制になっています。衆議院と参議院の違いはしっかり覚えるようにしましょう。日本では、参議院よりも衆議院に強い力があります。これを「衆議院の優越」と呼びます。このあたりも非常に大切な部分になってくるので、しっかり理解しておくといいでしょう。

公民の分野では日本国憲法とあわせて国会の役割も、重要な部分になってきます。基本的なことはもちろん、関連事項も含めて理解しておくことをオススメします。

中学受験 公民 内閣

国の役割として、三権分立があげられます。立法権・行政権・司法権の三つの権利です。それぞれ国会・内閣・裁判所の持っている権利ですので、きちんとその役割を理解するようにしましょう。

ここでは内閣の役割についてふれてみたいと思います。まずは、衆議院の解散を決めるとうことです。そして最高裁判所長官の指名、そのほかの裁判官を任命するという役割があります。内閣と国会の関係、内閣と裁判所の関係という目線で、その関係と役割を整理していくといいでしょう。よく出てくる三権分立の三角形に図はとても重要なので、しっかり把握しておいいてください。それぞれの役割が整理しやすいと思います。

中学受験科目である社会では、この内閣についても重要な部分になってくるので、しっかり理解しておく必要があります。おもに公民に分野になりますが、日本国憲法とあわせて国会や内閣についてもそのしくみや役割を整理しておく必要があるでしょう。基本的な部分からその関連事項まで、しっかりまとめてみてください。

中学受験 公民 裁判所

ここからは、中学受験公民の中でも裁判所について解説していきたいと思います。

中立かつ公正であるべき裁判所は、原則として、①国の機関から独立する、②国会や内閣などといった他政治権力から一切干渉されないことになっています。そんな裁判所には、最高裁判所と下級裁判所があり、下級裁判所では「高等裁判所」「地方裁判所」「簡易裁判所」「家庭裁判所」の4種類に分けられます。

日本では三審制を採用しており、裁判は3回まで受けることができます。三審制は、裁判を慎重かつ公正に行い、人権の保障及び裁判の間違いを防ぐことが目的です。事件の内容によって「地方裁判所」「簡易裁判所」「家庭裁判所」のどれかが第一審となるのです。

このように、裁判所の仕組みについてきちんと覚えておきましょう。中学受験公民の中でも裁判の種類や裁判所制度、三審制といった裁判所にまつわる知識は非常に大事な分野になります。

公民を苦手から最速で得意にしたい方へ

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そのため、第一志望に合格したいのであれば、社会を家庭学習でまず最初に固めるのが断トツの近道です!

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中学受験 公民 日本の財政

ここでは日本の財政について考えてみたいと思います。日本の財政の要点は、まず税金があげられます。国税と地方税があるので、それぞれのしくみや種類をしっかり把握しておきましょう。そのほか、公債(国債、地方債)なども覚えておきましょう。財政と国の景気は大きく影響し合い、深く関係しています。

不景気のときには、減税や公共事業などの政策を行います。これを財政政策といいます。このあたりをしっかりと理解し日本の財政について整理してみましょう。

社会という科目は、どうしても暗記をしていくということが大事になってきます。何度も繰り返し覚えていくことで、頭の中にしっかり入れていくことが一番です。それぞれの関係や役割など、連動しながら覚えていくとわかりやすかもしれませんね。重要ポイントをおさえることで、整理しやすくなると思います。

中学受験 公民 地方自治

中学受験では、社会の公民分野で地方自治についての出題がされることもあります。地理や歴史と違って、社会の中でも公民はとてもイメージしにくい分野のようです。

しかし、公民分野には、日本国憲法憲法、地方自治、三権分立(国会と内閣などの政治のしくみ)などを中心に、出題傾向にあるものが多く含まれているので、しっかり学習する必要があります。難しい分野ではありますが、地方自治のしくみについても、しっかり覚えるようにしましょう。

地方自治と関連して、地方分権、地方公共団体などについても理解するといいと思います。また地方税など、税金との関わりも覚えておきましょう。政治の基礎としての地方自治の役割など、整理しておくようにするといいでしょう。

社会という科目はほどんどが暗記問題になります。何度も学習することで、しっかり頭の中に入れるようにしてください。図や表を使いながら憲法や政治のしくみを整理する方法もおすすめです。しっかり重要ポイントをおさえることで、より学習もしやすくなると思います。

中学受験 公民 国際連盟と国際連合

中学受験の社会では、国際連盟と国際連合についても理解しておきましょう。公民の分野に入ってきますが、とても大事な分野なので、きちんと整理して覚えることが大切です。

まず、国際連盟と国際連合の違いを整理してみましょう。第一次世界大戦をきっかけでつくられた国際組織が国際連盟といい、第二次世界大戦がきっかけでつくられた国際組織を国際連合といいます。成立過程や加盟国、その役割や機能など、間違いやすいのできちんち違いを整理しておくといいでしょう。

特に国際連合については、その機関や組織について詳しく覚えておく必要があります。日本語名とアルファベットの略称名で覚えておくといいでしょう。非常に難しい分野になるので、自分で表などを作って勉強するのもいいかもしれません。国際連盟と国際連合を対比しながら覚えていくことで、より違いがわかりやすいと思います。今後の影響力も含めて、非常に大切な事項になりますので、しっかりまとめて把握しておくようにしましょう。

中学受験 公民 世界の平和

中学受験の社会の勉強で、国際連合については世界の平和という視点からも整理していきましょう。この世界の平和と安全の維持を目的といて存在している機関のことを、「安全保障理事会」といいます。しっかり覚えておきましょう。

安全保障理事会は、5つの常任理事国と10の非常任理事国、合わせて15の理事国からなっています。国際連合軍の派遣などの強い権限を持っている機関です。世界の平和ということにたいしては、国際的にもまだまだ課題の残るところです。国際連合と安全保障理事会の関係を中心に、世界の平和についてもきちんと整理し覚えていってほしいと思います。

このように社会の中でも、公民の分野は難しい分野になると思います。なかなかスムーズに覚えられないイメージが強いように感じますが、繰り返し勉強することで整理できてくると思います。ただ暗記するよりは、様々な事項を関連つけながら覚えていくとわかりやすいようにも思います。自分なりの勉強の仕方を見つけて、しっかり理解していってください。

中学受験 公民まとめ

ここまでで、中学受験公民を単元別にまとめてきました。公民は覚えることも多いので、公民が苦手、嫌いというお子さんは多くいらっしゃいますが、公民は対比構造や重要ポイントを効率良く学習すれば苦手から一気に得意にできる分野になります

公民を苦手から最速で得意にしたい方へ

中学受験は算数や国語ではなく、「社会」の出来で合否が決まります!
そのため、第一志望に合格したいのであれば、社会を家庭学習でまず最初に固めるのが断トツの近道です!

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